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ワークライフバランスに必要な柔軟性―向上は3つの軸で

ワークライフバランスに必要な柔軟性―向上は3つの軸で

仕事とプライベートのバランスを取ることは簡単ではありませんが、多くの人にとって非常に重要なことです。実際に、多くの従業員が企業で働き続けたいと思う理由の1つに、ワークライフバランスがあります。
 
より良いワークライフバランスは、より大きな充実感や幸福につながると言われています。犠牲を強いられるのとは対照的に、様々な選択肢があり、自分の人生をコントロールできていると感じやすいからです。
 
また、ストレスも少なくなり、心身ともに健康に。ストレスを感じたり、働きすぎたりしている場合は、ワークライフバランスを見直す必要があります。
 

タイムマネジメントと優先順位の付け方を見直す

まず、現在の働き方を振り返り、自分にとって理想的な仕事とプライベートのバランスについて考えます。また、勤務時間内に終わらせることができるように仕事量を管理できているでしょうか?できていない場合は、タイムマネジメントや優先順位の付け方を改善すれば、勤務時間内で今までと同じ結果を出すことができるか検討します。
 

柔軟な働き方を検討する

ワークライフバランスを良好に保つために必要なのは柔軟性。柔軟な働き方を取り入れるうえで、3つの軸が考えられます。
 

1.働く場所

現在、さまざまな柔軟な働き方を導入している企業が増えています。たとえば、場所に縛られない働き方として在宅勤務やテレワーク、他のオフィスでの勤務があります。
 
在宅勤務には、通勤時間を減らせるという明確なメリットがありますが、誰もが活用できるわけではありません。対面での対応やオフィスへの出勤、センシティブな情報を扱う必要があることから、どうしても在宅勤務をすることができない人もいます。
 
また、モチベーションの維持も、在宅勤務の大きな課題。家や家族のことで気が散ってしまいがちです。在宅勤務をする場合は、1日のスケジュールやルーティングを作るのがおすすめ。また、ひとりで仕事するため、孤独を感じやすく注意が必要です。
 

2.働く時間

在宅勤務が合わないと感じた場合は、フレックスタイム制を検討するのもひとつの方法。より効率良くスケジュールを立てることができ、通勤のピークの時間帯を避けられるため、生産性が向上し、時間を有効に使えます。
 

3.雇用形態

また、勤務時間を短縮しなければならない状況にある、あるいは仕事以外に重要なことがある場合は、短時間勤務制度、パートタイム勤務、ジョブシェアリング(通常、1人で担当する仕事を複数人で分担する)も選択肢のひとつです。
 
ワークライフバランスは人それぞれであり、すべての人に合うやり方はありません。柔軟な働き方は、ワークライフバランスを充実させてくれます。自分に合うものを考え、どのような制度が利用できるか、勤務先に相談してみることをおすすめします。
 
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著者

クリスティン・ライト
ヘイズ・アメリカ、シニアバイスプレジデント
米国中西部地域の成長と拡大や、米国全体の戦略プロジェクトを担当。ヘイズで25年ものキャリアを持ち、4大陸にまたがる高い業績を誇る事業の立ち上げ、再生、マネジメントを指揮してきた。現在のポジションの前は、アジア地域のマネージング・ディレクターとして、日本や中国、シンガポール、マレーシア、香港、インドにおけるオペレーションのマネジメントと事業拡大を担当。また、オーストラリアとイギリスにおけるビジネスのマネジメントでも重要な役割を果たした。統計学とコンピューティングの理学士号(成績優等生)を取得しており、IMD、Ashridge、De Ruwenburgのビジネススクールでビジネスプログラムに参加。オーストラリア役員協会のメンバーでもある。デンバーに在住し、プライベートでは経営者のメンターとして活躍。

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