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プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容や年収・将来性を紹介

プロジェクトマネージャー(PM)の仕事内容や年収・将来性を紹介

 
プロジェクトマネージャー(PM)は、近年はIT業界を中心に注目を集める職種の1つです。ただ、具体的な業務内容やポジションに就く方法はさほど知られておらず、イメージが湧きにくい人も多いでしょう。
 
当記事では、プロジェクトマネージャー(PM)とはどのような役割なのか、仕事内容や年収などについて解説します。PMの将来性や必要なスキルとともに、PMの仕事や求人を複数保有している弊社ヘイズジャパンについても紹介します。プロジェクトマネージャーへの就職や転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. プロジェクトマネージャー(PM)の役割・仕事内容とは?
  2. プロジェクトマネージャー(PM)の平均年収
  3. プロジェクトマネージャー(PM)に必要なスキル
  4. プロジェクトマネージャー(PM)に資格は必要?
  5. プロジェクトマネージャー(PM)の仕事のやりがい
  6. プロジェクトマネージャー(PM)の難しさ
  7. プロジェクトマネージャー(PM)になるには?
  8. プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人
  9. プロジェクトマネージャー(PM)に転職するならヘイズ・ジャパン

プロジェクトマネージャー(PM)の役割・仕事内容とは?

プロジェクトマネージャー(PM:Project Manager)とは、プロジェクトの責任者としてチームをまとめる役割を担います。進行スケジュールや人員確保、企画立案、予算や工数の割り出しなど、プロジェクト遂行のための準備から調整までに関わります。
 
プロジェクト全体に関わるPMの業務は多岐に渡ります。主な仕事内容は下記の通りです。
  • クライアントのヒアリング
  • 開発目的や予算などの企画立案
  • 仕様策定やテストなど各工程の工数・人員・スケジュールの決定
  • リスク対策を含めた進捗状況の定期的な確認
  • 問題点や課題の解決策
  • プロジェクト完了後のレビューと評価
  • 各工程でのドキュメント作成
プロジェクトの規模や内容により詳細は異なりますが、PMの基本的な業務は上記のように幅広く、案件の成功を左右するといっても過言ではないでしょう。


プロジェクトリーダーとの違い

プロジェクトリーダー(PL)は、プロジェクトマネージャー(PM)と似た職種ですが、両者の役割や責任、業務の範囲には明確な違いがあります。
 
プロジェクトリーダー(PL)とは、現場のチームメンバーをまとめる役割です。多くの場合、リーダー自身も現場業務に参加して作業を行います。現場でプロジェクトを開発するメンバーを育成、指導し計画通りに進めていくのがPLの仕事です。
 
一方、PMはプロジェクト全体を管理、統括する責任者です。プロジェクト開発の前の段階であるクライアントの要望ヒアリングから計画、遂行、レビューまで一貫して担当します。各工程における問題解決や、クライアントへの定期的な進捗報告などもPMの仕事です。


プロジェクトマネージャー(PM)の平均年収

厚生労働省の調査データによると、プロジェクトマネージャー(PM)の全国平均年収は690万円です。平成29年度の経済産業省による報告では、PMの最低年収は約500万円、最高年収は1,000万円以上と幅があるものの、他の業界に比べて高い傾向があります。
 
PMの平均就労年齢は39.4歳と高めなので、20代〜30代前半の若手や未経験の場合、平均年収よりも低い可能性があるでしょう。
 
実際の年収額は、勤務先の規模や過去の実績などにより決まります。IT業界での経験を積み、専門知識や技術を身に着けた上で、PMへ転職することが年収アップのために有用です。

弊社ヘイズ・ジャパンの求人情報では、現在募集中のPM求人と参考年収をご覧いただけます。求人一覧はこちら(リンク先:ヘイズ・ジャパン様求人一覧)からご参照ください。


プロジェクトマネージャー(PM)に必要なスキル

プロジェクトマネージャー(PM)には、幅広いスキルが求められます。プロジェクトが計画通り成功するかどうかは、PMの能力次第と言っても過言ではありません。
 
クライアントやエンジニアなどの関係者とのコミュニケーションスキルはもちろん、開発に関するIT技術や経験、予算や人員管理の能力も必須です。ここでは、PMに特に必要とされる5つのスキルについて詳しく解説します。
 

1.要件定義のスキル

プロジェクトマネージャー(PM)の業務は、プロジェクトの企画立案から始まります。クライアントの要望をヒアリングし、開発システムの全体像を策定することを「要件定義」と呼びます。
 
システム開発の目的やスケジュール、予算などを含む開発計画に沿って、プロジェクトの業務フローや帳票、画面などの要求仕様を決定します。PMは、要件の詳細を整理して要件定義書を作成し、クライアントから同意を得る必要があります。
 
進行途中で要件定義がぶれると、クライアントの要望とシステムの仕様が食い違い、修正作業が発生します。結果、予算がオーバーする、納期が遅れるなどのトラブルにもつながるでしょう。
 
プロジェクトの開発手法や計画を実現可能なレベルまで具体化し、要件定義書にまとめるスキルが必要です。


2.管理能力

プロジェクトマネージャー(PM)はプロジェクト全体を管理する責任者であり、高い管理能力が必要です。プロジェクトを計画し、遂行する上で下記項目の管理を担います。
  • スケジュール管理
  • メンバー管理
  • 予算管理
  • 品質管理
  • リスク管理
複数のタスクを同時にコントロールしながら、効率的にプロジェクトを完了させるべくチームを導きます。スケジュールが遅れている場合には、メンバーへ是正指示を出して調整していきます。
 
プログラマーやSEなど関係者のサポートも、PMの重要な仕事です。随時メンバーへの指導や業務に対する評価を行い、チームワークが発揮できるよう全体をまとめていきます。
 
プロジェクトのフェーズごとに品質をチェックし管理する能力も必須です。さらに、不具合やトラブルが生じる可能性や問題への適切な対策方法など、危機管理や洞察もPMに求められています。


3.コミュニケーションスキル

プロジェクトマネージャー(PM)は、プロジェクトメンバーやクライアントと円滑なコミュニケーションを取る能力が欠かせません。さまざまな立場や職種の関係者に対して、必要な情報を的確に伝えるだけでなく、相手の意見やアイディアを聞き出し、正確に理解できるスキルも必要です。
 
クライアントの要望に沿った提案をするためには、本質を掴む洞察力を要します。また、現場のメンバーと調整し、どうすれば実現可能か交渉するためにも、意図を的確に伝達できるスキルが必要です。
 
抽象的な本質から具体的なシステム開発へと落とし込み、計画を遂行していく中で起こりうる課題や不具合を先読みするのもPMの役割です。リスク回避の準備を行うためには、重要性をメンバーに伝えて協力を仰ぐ必要があります。


4.ドキュメントスキル

プロジェクトに関わるさまざまな書類を作成するのも、プロジェクトマネージャー(PM)の大切な仕事です。ポジションの異なるメンバーが参加するプロジェクトにおいて、認識のずれを防ぐためにも情報共有用ドキュメンテーションは重要です。
 
システム開発プロジェクトで必要とされる代表的なドキュメントとして、下記が挙げられます。
  • プロジェクト管理文書:スケジュール表、作業項目表(WBS)など
  • 進捗報告文書:障害管理表など
  • 成果物開発管理文書:ディレクトリ定義、ユーザ定義など
  • 成果物関連文書:要件定義書、操作マニュアルなど
プロジェクトの規模やクライアントのニーズなどによって、上記以外の文書も必要です。


5.IT知識や技術力

プロジェクトマネージャー(PM)業務を行う上で、プロジェクトに関する専門知識や技術力は基本条件と言えます。プロジェクトの関係者とクライアントなどをつなぎ、案件を成功させるためにも、IT知識やノウハウは必須です。また、豊富な知識や経験を活用することで、クライアントの要求に合った最適な企画が提案できます。
 
IT技術や知識をはじめ、クライアントに関する業界情報など全方位の基礎知識を得る必要があります。加えて、プロジェクトマネジメント自体に関する知識や経験も有用です。


プロジェクトマネージャー(PM)に資格は必要?

プロジェクトマネージャー(PM)に必須の資格はありませんが、業務に役立つ資格として次の2つを推奨します。
  • プロジェクトマネージャ試験(PM)
  • Project Management Professional(PMP®)
 
プロジェクトマネージャ試験(PM)とは、PMとして活動する上で必要な管理能力や指導能力について問われる認定試験で、情報処理推進機構が運営しています。
 
システム開発プロジェクトの責任者として企画立案から予算、スケジュール、品質の管理スキルが問われます。ITの実績や経験がある人材が、PMに必要な知識と能力を有することの証明としても有用です。PM試験は年1度のみ実施されるので、タイミングを併せて受験する必要があります。
 
Project Management Professional(PMP®)は、米国PMI本部が認定する国際資格です。プロジェクトマネジメントに関する教育や知識を測り、プロフェッショナルであることを確認する目的で実施されています。
 
PMP®資格は免許や国家資格ではないものの、PMとして活動する上でのスタンダードとして広く認知されており、PMに必要なスキルの評価基準としても有用です。試験は、試験会場予約時に日本語での受験を選択できます。


プロジェクトマネージャー(PM)の仕事のやりがい

プロジェクトマネージャー(PM)の業務は単純とは言えませんが、業務を通じてさまざまなやりがいを感じられます。プロジェクト全体のマネージャーという責任やプロジェクトをやり遂げたときの達成感は、他のポジションでは味わえない大きな魅力です。
 
また、プロジェクトは社内外の多くの人との協力作業でもあります。チームを統率し、各メンバーを巻き込んで大きな目標に向かって日々取り組む中で、他者の成長や人間関係の充実感も得られるでしょう。
 
さらに、自分の手掛けたシステム開発を世に送り出すという貴重な経験を積むことが可能です。自分1人だけではなし得ないプロジェクトをゼロから立ち上げ、完成させた実績は、キャリアアップや転職の際にもアピールできます。社会貢献できているという実感も得られ、自信にもつながるでしょう。


プロジェクトマネージャー(PM)の難しさ

プロジェクトマネージャー(PM)はやりがいが大きい反面、難しい役職でもあります。まず、管理しなければならないものが多いため、見渡すべき範囲は広大です。また、常にリスクを把握し、全体のコントロールが欠かせません。計画通りにプロジェクトを進めるために、身に付けるべき知識も多岐に渡ります。
 
プロジェクトの責任者という権限がある分、責任も大きく、プレッシャーに感じる人もいるでしょう。すべてを統括していく立場として、まったくわからない領域が出てきた場合は、人に聞く、手伝ってもらうといった対応も柔軟にできる必要があるでしょう。
 
日々進化するIT技術を扱う上で、PMは常に自分の強みと弱みを把握し、スキルアップや自己成長を意識して行動することが求められています。プロジェクトが始まってからトラブルや問題により頓挫しないよう、常に先を予測して対策を練っておくことも重要です。


プロジェクトマネージャー(PM)になるには?

プロジェクトマネージャー(PM)になるには、いくつかのキャリアパスがあります。プロジェクトに関わる上で必須となるシステム開発知識や実務経験を得るためには、現場経験が必要です。
 
SIer(エスアイヤー)やITコンサル会社でのSE(システムエンジニア)として経験を積んだ後、プロジェクトリーダーを務めてキャリアアップしていく方法が主流です。経験を通して、実際にPMを務める人の活動や姿勢を間近で吸収できます。
 
未経験からPMを目指す場合も、まずはプログラマーやSEなどソフトウェア開発の現場からスタートします。必要な専門知識やIT技術の習得、有用とされる資格の取得を行いながら、管理能力などPMに求められるスキルを磨きましょう。ポジションに就いてからスムーズに業務に取り組めます。


プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人

 
プロジェクトマネージャー(PM)に向いている人は、必要なスキルで紹介した通り、ITの専門技術と対人能力をもって、全体を俯瞰しつつ関係要素すべてを管理できる人材といえます。
 
プロジェクトの責任者であるPMにはプレッシャーがつきものですが、その重圧に潰されることなく実力を発揮し、任務を全うできることも素質の1つです。
 
さまざまな立場の人に対して、情報をわかりやすく伝えられる能力や、相手に合わせられる柔軟性を備えた人に適性があるでしょう。また、情報共有や記録用のドキュメント作成など、事務作業に苦手意識がないことも大切です。


まとめ    プロジェクトマネージャー(PM)に転職するならヘイズ・ジャパン

プロジェクトマネージャー(PM)は、ITシステム開発において企画立案から案件の遂行、完了まで一貫して担当するプロジェクトの責任者です。クライアントから社内のエンジニアまで、さまざまな立場の関係者とやり取りし、予算や人員を調整してプロジェクトを成功へと導きます。
 
責任が大きい分、幅広いやりがいのある魅力的な職種で、年収も高い傾向です。システム開発の現場で経験を積み、スキルやIT技術を習得しながら目指すのが現実的なキャリアパスといえます。
 
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