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医療機器メーカーとは|平均年収や転職に必要なスキルを紹介

医療機器メーカーとは|平均年収や転職に必要なスキルを紹介

 
医療機器メーカーは、医療現場に関わる民間企業であり、医療分野やメーカーへの転職を検討する人に人気があります。職種や企業規模によっては高年収が期待でき、事務職から営業職、研究開発職までさまざまな職種の求人があります。
 
この記事では、医療機器メーカーの概要や現在の市場、職種別の平均年収などを紹介します。業界の代表的な企業の平均年収や、転職に必要なスキルについても解説しますので、医療機器メーカーへの転職に興味がある方はぜひご覧ください。
 

目次

  1. 医療機器業界の現在
  2. 医療機器メーカーとは
  3. 医療機器メーカーの平均年収
  4. 医療機器メーカーの職種と仕事内容及び年収
  5. 外資医療機器メーカー及び年収
  6. 国内の大手医療機器メーカー及び年収
  7. 医療機器メーカーへの転職に必要なスキル
  8. 医療機器メーカーへの転職ならヘイズ・ジャパン

医療機器業界の現在

 
業界動向「医療機器業界」によると、2020年〜2021年の医療機器業界における主要対象企業30社の売上高の合計は、4兆4,739億円です。厚生労働省の調査データを見ると、国内医療機器メーカー系の市場規模は、2015年は2兆6,848億円、2016年は2兆7,277億円、2017年は2兆8,057億円と、年々増加しています。
 
医療機器業界の売上高の上位は、外資系企業が占めています。多くの企業では、医療現場向け製品から家庭用医療機器まで、多方面の医療機器事業を手掛けています。
 
市場規模が拡大傾向にあること、扱う医療機器の幅が広いことなどから、医療機器産業全体において優れた人材を求めていることがわかります。


医療機器業界の将来性

高齢化が進んでいる日本では、予防治療や福祉向けの医療機器の需要拡大に伴い、対応できる医療機器メーカーも成長傾向にあります。また、治療とアフターケアとを分ける考え方が医療業界で主流になりつつある現在、病院外の緩和ケアや自宅療養などのニーズ増加に伴い、産業も充実しています。
 
一方で、少子化の影響もあり病院や診療所の数は減少傾向です。医療現場の多様化も影響して、医療機器業界全体が活性化しているとはいえ、医療機器産業の発展が続くとは考えにくいという意見も出ています。
 
医療機器業界の国際競争にどう打ち勝つかという課題に対し、今後発展が見込まれる市場として中国やインド、東南アジアを始めとしたアジア諸国など新興国市場が注目を集めています。タイやフィリピンなど医師や医療施設の不足が目立つ地域に対して、需要を満たす輸出を行うことで、日本の医療機器市場も伸びていくと予想されます。


医療機器メーカーとは

 
医療機器メーカーとは、医療機器の製造および販売を行う企業です。一般家庭用の医療機器メーカーと、医療機関向けの医療機器メーカーなどの種類に分けられますが、外資系の医療機器メーカーを中心に両方を同社でカバーする企業も見られます。日本企業に多いのは、特定の分野に特化した製品を製造・販売するメーカーです。
 
医療機関向けの医療機器メーカーは、病院やクリニック、健康診断センターといった医療現場で使われる医療機器の開発製造や販売を行います。加えて、医療従事者への製品説明や導入後の保守対応、問い合わせ対応も担当します。研究開発職から営業職、事務職、品質管理まで医療機器メーカーの職種は多岐にわたります。


医療機器メーカーの平均年収

 
求人BOXのデータによると、医療機器メーカーの平均年収は約497万円で、月給換算では約41万円、初任給は21万円前後です。国税庁の「民間給与実態統計調査結果(令和2年度)」内では、日本の平均年収は433万円のため、比較的高い傾向にあります。
 
業界全体の給与レンジとしては、341万〜927万円と幅があるため、企業や職種による年収の差も大きいことがわかります。


営業はインセンティブが大きい

医療機器メーカーの営業職は、給与がインセンティブ制であることも特徴です。目標達成によってインセンティブ給が追加されるため、営業成績が高いほど給与が上がります。特に外資系の医療機器メーカーではその傾向が高く、能力が評価されやすい環境です。
 
固定給制と異なり、結果を出せばダイレクトに報酬として反映されるため、実力があれば20代後半や30代半ばでも年収1,000万円以上も可能です。転職時の年収は前職での待遇が基準である点は外資系と日系共通ですが、入社後の実力次第では成果を上げて年収アップを狙えます。さらに上を目指したい人は、インセンティブ給のある外資系企業への転職も検討してみましょう。


医療機器メーカーの職種と仕事内容及び年収

 
ここからは、医療機器メーカーの職種ごとに、仕事内容や目安年収を見ていきましょう。医療機器メーカーには、研究開発職をはじめ、営業職や事務職、品質管理業務など多彩な職種があります。転職を検討する際の参考にしてください。


営業職

営業職は、病院やクリニックなどの医療機関を訪問し、医療機器を販売する職種です。製品説明や提案だけでなく、導入後のサポートやアフターフォローまで一貫して担当します。医師や看護師への操作説明や、必要に応じた現場立ち会いも行います。
 
医師にアドバイスを求められる場合もあり、営業スキルはもちろん医療機器の扱い方や知見も必要です。平均年収は450万〜600万円前後ですが、インセンティブ制の場合は業績次第でより高い年収を狙えます。

MRとの違い
医療機器メーカーでは、MR(医薬情報担当者)も営業職という分類ですが、一般的な営業職とMRでは扱う製品や資格の必要性が異なります。
 
両者とも医療現場で営業活動を行う点は同じですが、営業職は医療機器や幅広い製品を扱うのに対し、MRは医薬品のみを扱います。MRは、自社が販売する医薬品の効能効果や副作用などの情報を収集し、医師や薬局に提供して提案営業を行います。
 
また、営業職として活動する上で必要な公的資格はありませんが、MRはMR認定資格を取得した人のみ就ける職種です。MRの平均年収は500万〜900万円ほどで、営業職よりも高い傾向があります。


研究開発職

研究開発職は、医療機器の研究開発・設計を担う職種です。医療現場の現状や最先端の医療技術について研究を行い、新しい医療機器の開発や既存機器の改良を担当します。機械や設計に関する専門知識に加えて、医療関連の幅広い知見が求められます。
 
平均年収は450万〜600万円前後で、マネージャーレベルでは約800万〜1,200万円、ディレクターになると約1,200万〜2,000万円と高年収が見込めます。


サービスエンジニア

サービスエンジニアとは、自社の医療機器を導入している病院やクリニックを訪問し、メンテナンスや保守を行う職種です。医療機器の導入や設置、点検、修理などを担います。病院に常駐して活動する場合もあれば、要望に応じて現場へ出向するケースなど、勤務形態はさまざまです。
 
産業機器のメンテナンス経験者は、特に転職しやすいでしょう。平均年収は450万〜600万円前後からスタートする場合が多いですが、昇進により1,000万円以上も可能です。


事務職

人事や総務などの事務職も、医療機器メーカーにとって重要な職種です。企業で働く従業員が快適に働けるよう、オフィス環境の整備や研究開発の資金調達などを行います。直接企業の売上に関わりませんが、企業全体のサポートを行う大切なポジションです。
 
求人ボックスによる事務職の平均年収は約424万円で、年収レンジは312万〜850万円前後です。


医療機器開発(プロダクション)

医療機器の開発職(プロダクション)は、医療現場で使われる精密機器を中心に、研究開発や製作を行う職種です。工業化学や材料化学の知識だけでなく、医学や人間工学的な知見、人体に対する理解も求められます。
 
多面的な知識や経験を要する難易度の高い仕事ですが、最先端医療に携われる希少価値の高いポジションです。平均年収は約450〜600万円で、マネージャー以上になると800万円以上も狙えます。


品質管理(クオリティ)

医療機器メーカーの品質管理(クオリティ)は、医薬品や医療機器の製造プロセスにおける品質管理を担います。原材料の段階から製品出荷まで全工程において、有効性や安全性をチェックします。
 
人の命に直結する製品を扱うため、国際規格など厳しい基準に基づいた品質管理を遂行する必要があります。平均年収は約450〜600万円、マネージャー以上では800万〜2,000万円前後です。
 

外資医療機器メーカー及び年収

 
ここからは、代表的な外資医療機器メーカーについて、特徴や代表製品、平均年収を紹介します。本国や企業規模、主な取り扱い製品などの特徴と、平均年収を紹介します。日本でも知名度が高く、年収ランキングの上位メーカーも含まれます。


ジョンソン&ジョンソン(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)

ジョンソン&ジョンソンは、アメリカの医療機器メーカーです。トータルヘルスケアカンパニーというコンセプトの元、現在は60ヶ国前後で事業を展開。医薬品や医療機器から、家庭用のヘルスケア製品や衛生用品まで幅広い製品を扱っています。
 
グローバルでの研究開発投資額の締める割合が、総売上高の約14.7%と高く、業界をリードする画期的な製品を多数手がけています。
 
社名 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
アメリカ
規模 ・従業員数:2,490名(2019年12月31日現在)
主な製品 ・手術全般で用いられる創閉鎖・創傷管理関連製品
・不整脈診断治療支援システム
・整形外科領域、脳神経外科領域向け機器
・眼科用医療機器
平均年収 850万円(年収レンジ:354万〜2,250万円)
 

GEヘルスケア(GEヘルスケア・ジャパン株式会社)

GEヘルスケア・ジャパンは、エジソンが1878年に設立した世界的企業「GE(ゼネラル・エレクトリック社)」のグループ会社です。医療機器の製造・販売全般を手掛けており、特に医療画像処理装置や患者監視システムなどのデジタル関連製品に強みがあります。
 
CTやMRI、超音波診断装置などの自社開発も行っており、多くの製品で世界トップシェアを誇ります。
 
社名 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
アメリカ
規模 ・売上高:1,334億円(2022年12月期)
・従業員数:1,700人
主な製品 ・画像診断装置(CT、MRI、マンモグラフィなど)
・超音波画像診断装置
・患者モニタリングシステム
・心電図関連製品
・母体・新生児ケア製品
・心臓カテーテル検査用装置
平均年収 838万円(年収レンジ:450万〜2,000万円)
 

ロイヤルフィリップス(株式会社フィリップス・ジャパン)

株式会社フィリップス・ジャパンは、オランダの電気機器メーカー「コーニンクレッカ・フィリップス」を親会社に持つ医療機器メーカーです。日本では、1953年にフィリップス製品の輸入を開始。以降、循環器疾患や急性期疾患の診断治療をはじめ、省エネ照明や家電製品の販売にも注力しています。
 
医療分野におけるIoTや人工知能(AI)の活用を通した、医療分野の課題解決を視野に入れた取り組みも行っています。

社名 株式会社フィリップス・ジャパン
オランダ
規模 ・従業員数:2,213人(2022年4月1日時点、日本法人のみ)
主な製品 ・AED・除細動器
・PACS/ヘルスケアIT
・スリープ&レスピラトリケア
・一般X線撮影装置
・分子イメージング装置
・ヘルスケアコンサルティング
・家庭用美容家電
平均年収 723万円(年収レンジ:220万〜1,860万円)
 

メドトロニック(日本メドトロニック株式会社)

メドトロニックは、アイルランドのダブリンに本社を置く医療機器メーカーです。年間売上高は約3.3兆円と、日本全体の医療機器市場規模と同等で、世界最大の医療機器メーカーとして業界をリードしています。
 
日本メドトロニック株式会社では、代表製品である心臓ペースメーカーをはじめ、循環器系や呼吸器系を中心に、医療機器の開発・製造・販売を手掛けています。
 
社名 日本メドトロニック株式会社
アイルランド
規模 ・拠点:世界160ヶ国
・従業員数:約1,500名(日本法人のみ)
主な製品 ・電池式体外型心臓ペースメーカー
・クラニアル&スパイナルテクノロジーズ(CST)
・MEDICAL SURGICAL PORTFOLIO(メディカルサージカル ポートフォリオ)
・糖尿病用インスリンポンプ など
平均年収 966万円(年収レンジ:410万〜2,800万円)
 

シーメンス・ヘルスケア株式会社(シーメンスヘルスケア株式会社)

シーメンス・ヘルスケア株式会社は、医療だけでなく通信や防衛など幅広い事業を行うドイツの企業「シーメンス」によって設立された医療部門の日本法人です。X線CT装置などの画像診断装置や放射線治療装置、手術室関連装置などが得意で、IT技術を活用した医療機器も多く開発しています。

社名 シーメンス・ヘルスケア株式会社
ドイツ
規模 ・売上高:860億5,000万円(2019年度)
・拠点:70ヶ国以上
・従業員数:6万6,000人
主な製品 ・画像診断装置(MRI、CT、ヘルスケアIT機器など)
・治療装置(血管撮影装置、放射線治療装置、超音波装置)
・手術室関連装置
平均年収 769万円(年収レンジ:400万〜1,400万円)


国内の大手医療機器メーカー及び年収

 
続いて、国内の大手医療機器メーカーを見てみましょう。取り上げる企業はいずれも知名度が高く、日常生活で聞いたことのあるメーカーも含まれています。就職先や転職先を探す際に参考にしてください。


オリンパス株式会社

オリンパス株式会社は、医療事業をはじめ、映像事業や科学事業を展開する企業です。1950年代に世界初の実用的胃カメラの開発に成功、その後は内視鏡カメラを用いた検査や治療の開発に取り組んでいます。内視鏡製品における世界シェアは約7割を誇り、世界的な医療機器メーカーの1つです。
 
海外での売上が全体の8割前後を占めており、新興国を含む海外展開も重要視されています。他にも主な製品に、顕微鏡や家庭用体温計などがあります。

社名 オリンパス株式会社
主な製品 ・内視鏡用防護具
・内視鏡ビデオスコープシステム
・外科手術用内視鏡システム
・外科手術用エネルギーデバイス など
平均年収 720万円(年収レンジ:350万〜1,500万円)
 

日本光電工業株式会社

日本光電は、医療関連製品の開発や製造販売を中心に行う企業です。1,000種類以上もの幅広い種類の医療用電子機器を扱い、製品営業やアフターサービスも担っています。
 
主な製品には、心電計など体の状態を可視化する生体計測機器、集中治療室や手術室で使われる生体モニターなどがあります。日本で唯一、一般用AEDの開発と製造を行う企業で、日本を含む世界120ヶ国以上で事業を展開しています。

社名 日本光電工業株式会社
主な製品 ・生理検査機器(心電計、心肺運動負荷試験など)
・超音波骨密度測定装置
・電極カテーテル
・MRI対応ペースメーカ
・人工呼吸器
・脳波測定機器
・救命救急関連機器
・医療介護ネットワークシステム
・上肢リハビリ装置
・スポーツ医科学研究用機器
・動物病院向け検査機器 など
平均年収 713万円(年収レンジ:450万〜1,200万円)
 

オムロン株式会社

オムロンヘルスケア株式会社は、2003年に東証1部上場企業のオムロンから分社化しました。代表製品である体温計や体重計、血圧計などの他、医療機関向けの生体管理モニターなど多彩な健康機器を扱っています。
 
電動歯ブラシや歩数計といった一般向けの製品も多数販売しており、多くの人が知る有名企業である点も魅力です。

社名 オムロン株式会社
主な製品 ・家庭用健康機器(血圧計、体温計、低周波治療器、体重体組成計・体重計、電動歯ブラシなど)
・AED自動体外式除細動器
・自動血圧計〈健太郎〉
・皮膚赤外線体温計
平均年収 723万円(年収レンジ:300万〜1,700万円)
 

テルモ株式会社

テルモ株式会社は、100年以上の歴史を持つ老舗企業です。体温計の国産化をはじめ、薬剤投与や輸血、細胞治療など幅広い医療製品やサービスを提供しています。
 
2015年には、心不全治療用の骨格筋芽細胞シート「ハートシート」の製造販売承認を取得し、再生医療分野にも進出。重症患者の治療において重要な製品として、世界的な注目を集めています。
 
社名 テルモ株式会社
主な製品 ・医療機器・医薬品の製造販売
・カテーテルやステントなど心臓血管領域
・心不全治療用の骨格筋芽細胞シート「ハートシート」
平均年収 624万円(年収レンジ:350万〜1,300万円)
 

シスメックス株式会社

シスメックスは、神戸に本社を置く企業です。積極的なグローバル展開により世界190ヶ国に進出。血液検査に用いられる血球計数装置など、検体検査の複数分野で世界No.1シェアを誇ります。
 
世界に60以上の拠点があり、多種多様なバックグラウンドを持つ約1万人の従業員が所属しています。2021年よりジョブ型人事制度を導入し、個人のキャリアプランを見据えたバックアップ研修やジョブチェンジ制度を用意しています。

社名 シスメックス株式会社
主な製品 ・臨床検査機器(血球計数装置など)
・検査用試薬
平均年収 652万円(年収レンジ:392万〜1,050万円)
 

医療機器メーカーへの転職に必要なスキル

 
医療機器メーカーへの転職では、職種ごとに求められるスキルは異なります。営業職やサービスエンジニアは、医師や看護師など医療現場でやり取りするためのコミュニケーションスキルが重要です。また、臨床工学技士や普通自動車運転免許証など、資格が必要な場合もあります。


コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは、医療機器メーカーの全職種に共通して求められるスキルといえるでしょう。営業職やサービスエンジニアは、医療現場の医師や看護師と話す機会が多い仕事です。製品の使い方や特徴をわかりやすく説明できる能力や、相手の本音を引き出す質問力など、高いコミュニケーション能力が求められます。
 
また、医療従事者向けの研修会や勉強会、院長や理事長など上層部へのコンサルティングなど、多くの人と接する機会があります。多彩なポジションの人と良好な関係を築くためにも、コミュニケーションスキルが必要です。


営業職でも医療関連の専門知識は必要

医療機器メーカーで働く上で、営業職や営業支援職でも医療分野の専門知識が求められます。営業職では、自社製品の細かな機能を網羅すると同時に、医療機器の人体への影響をわかりやすく説明できる専門知識と経験値が必要です。
 
事務職の業務でも、基本的な医療知識は必要とされます。転職を希望する企業の得意分野について、基本的な知識や現状を転職前に学んでおきましょう。


研究開発職は臨床工学技士の資格が必要

研究開発職に就くためには、多くの場合臨床工学技士の資格が求められます。臨床工学技士は、医療機器のスペシャリストとも呼ばれ、病院内の医療機器の操作から管理、保守点検などを行う職業資格です。
 
研究職や開発職の業務は、医学や薬学の専門知識が必須なため、大学の理系学部や大学院の修士・博士課程卒業などの学歴が求められます。外資系医療機器メーカーなどでは、医学部や薬学部を卒業していることを応募条件とする求人もあります。


営業職は普通自動車免許

医療機器メーカーの営業職には、普通運転免許が必須です。医療機器の運搬で社用車を自分で運転する場合があります。また、公共交通手段の移動が難しい地域での業務には、車が不可欠です。
 
多くの場合、求人の応募要件に普通運転免許必須と記載されています。もし免停などで運転ができない場合は、就業が困難と判断され不採用や解雇の可能性も出てくるため、日頃から運転時には細心の注意を払いましょう。


外資医療機器メーカーに求められる英語力は?

職種や企業にもよりますが、外資系の医療機器メーカーでは、一定の英語力が求められます。英語の論文や説明書を読み、海外のマネージャーやクライアントへの報告書を作成する機会が多い場合は、ビジネスで使える英語力が必要です。企業によってはTOEICスコアを応募要件にしています。
 
関連部署や上司が日本人など日本語でのやり取りが多い場合は、読み書きレベルの英語力があれば問題ないとされます。ただ、海外の医療機器に関する効果や副作用、各国の法令や規制なども正しく把握できる程度の語学力は、職種を問わず必要でしょう。


医療機器メーカーへの転職ならヘイズ・ジャパン

日本国内の医療機器メーカーは、外資系企業が締める割合が多い傾向です。高齢化が進む日本において、今後も成長が見込まれる業界であり、営業職などインセンティブ給によって高年収が期待できる職種もあります。
 
国内の代表的な大手企業では、平均年収が600万〜700万円代と高く、外資系の大手企業では1,000万円以上も狙えるでしょう。どの職種でも医療分野の基礎知識や、医療関係者とやり取りできるコミュニケーション能力が必要です。希望する条件で転職を実現するために、専門職に強い転職エージェントに相談しましょう。
 
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