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IT転職/就職に役立つ資格は?おすすめ資格とPR手法を解説

IT転職/就職に役立つ資格は?おすすめ資格とPR手法を解説

IT業界への転職を検討している方の中には、何らかのIT関連の資格があれば転職に活用できるのではと考える方も多いでしょう。ITの資格が転職に役立つと答える人もいれば、経験やスキルが重要で資格は意味がないという意見もあります。

この記事では、IT転職に資格は有利か、それとも不要なのかについてそれぞれの理由を解説します。また、転職に向けて取得をおすすめする資格を19種類厳選して、転職や就職の場でアピールする方法と合わせてご紹介します。

IT転職に資格は意味がないと言われる理由

 
IT業界の転職に資格は必要という意見と、不要という意見に割れてしまうのはなぜでしょうか。資格の必要性を理解するために、それぞれの意見の理由を確認してみましょう。


資格より実務が大切

ITの資格取得で学んだ知識は、必ずしも実務で活かせるわけではありません。専門性が求められる職種が多いIT業界では、仕事はあくまでも実務経験、特に経験年数が重視されるため、資格は不要という意見があります。
 
IT業界は慢性的に人手不足が続いており、転職の際は即戦力になれるかどうかが問われる傾向があります。過去の実務経験や培ってきたスキルをアピールする方が、転職活動で有利に働くことが多いのです。


資格取得が目的になってしまう

「資格をたくさん持っているから仕事ができる」と勘違いして、資格取得が目的になってしまう方は要注意です。資格取得はあくまで転職やキャリアアップの手段の1つととらえましょう。
 
資格取得の意味を履き違えると、資格を取ること自体が目的にすり替わってしまう恐れがあります。資格の準備や勉強にばかり時間が取られてしまうと、むしろ転職活動にうまく活かせなくなる場合もあります。
 

IT転職で資格取得する必要性・メリットは?

 
IT転職に資格が役立つという反対の意見を見ていきましょう。採用担当者の視点を踏まえながら、ポイントごとにご説明します。


体系的な知識があることを証明できる

資格の保有は、その分野で一定水準の勉強をこなし、散らばった知識を体系的に整理して身に付けていることの証拠となります。実務経験しかない人は、まとまった知識を持っていると証明しづらいケースもあるのです。
 
ただ単に「勉強しました」と採用担当者に伝えても、身に付けている知識量を採用担当者が客観的に判断するのは困難です。きちんと履歴書でアピールできる資格があれば、客観的・対外的に知識があることの証明につながります。
 

取得を目指して勉強中であっても努力は評価される

資格を目指して勉強中の場合、たとえまだ結果が出ていなくても、「何かに向かって努力していく力がある」という印象を、採用担当者に与えられる可能性があります。
 
ただし不合格に終わった場合には、評価にはつながらない恐れもあります。よって、ただ単に受験をすればアピールになるのではなく、真剣に取得を目指し、努力する必要があります。


今後の伸びしろに期待してもらえるできる

企業側は必ずしも、資格を持っている人は実務能力が高いとは考えていません。しかし、何の資格も持っていない人に比べると「学習が習慣化していて教育しやすそう」「一定の基礎知識があるので伸びしろがありそう」など、企業から前向きな評価をされる場合もあります。

資格を取得した経緯や自身の考えをしっかり伝えて、学ぶ意欲が高い人材であるとアピールが可能です。


資格保有が選考基準になっている場合も

数は少ないものの、資格保有を採用の選考基準とするケースもあります。求人広告には特に求める資格についての記載がなくても、多くの応募者が殺到した場合、保有資格をふるいにかける1つの目安にする可能性があります。あるいは企業がスカウトメールを配信する対象を絞り込む際の検索基準にすることも考えられます。以上の点からも、資格は持っているに越したことはありません。
 

IT転職に有利!取るべき資格の種類

 
ここまで、資格をどうIT転職に活かせるのか、メリットと注意点の両方を見てきました。本章では、実際にIT転職を有利に進めるために厳選した19種類の資格を、順にご紹介します。
 
IT系資格は「国家資格」と「民間資格(ベンダー資格)」の2つに大別されます。民間資格は、ITベンダーより直接付与される資格なのに対し、国家資格は国が付与する資格です。
 
国家資格では、特定のIT製品に限定されず、1つの専門分野に関わる幅広い知識や技術が問われます。民間資格に比べて受験料は安い傾向で、かつ有効期限がないのが特徴です。
民間資格の特徴については後ほど言及します。
 

【IT転職でおすすめの資格19選】

# 名称 略語 カテゴリー 国家/民間
1 ITパスポート IP IT職種全般 国家
2 情報セキュリティマネジメント SG
3 基本情報技術者 FE
4 応用情報技術者 AP
5 ITストラテジスト ST マネジメント向け
6 プロジェクトマネージャ PM
7 ITサービスマネージャ SM
8 システム監査技術者 AU
9 エンベデッドシステムスペシャリスト ES エンジニア向け
10 システムアーキテクト SA
11 データベーススペシャリスト DB
12 ネットワークスペシャリスト NW
13 情報処理安全確保支援士 SC
14 AWS認定試験 - - 民間
15 オラクルマスター - -
16 オラクルJava SE 11 認定資格 - -
17 Microsoft認定資格プログラム - -
18 シスコ技術者認定プログラム - -
19 Google Cloud認定資格 - -
 


すべてのIT職種向け|国家資格

まずは、すべてのIT職種向けに取得が推奨されている4つの国家資格について解説します。
  1. ITパスポート
  2. 情報セキュリティマネジメント
  3. 基本情報技術者
  4. 応用情報技術者
いずれの資格試験も、経済産業省管轄下の情報処理推進機構(IPA)が運営しています。各資格の簡単な試験概要と受験者数、試験日、合格率をご紹介します。


ITパスポート
IT未経験者・初心者を対象に、IT業界で働く人材が共通して備えておくべき情報技術に関する基礎知識を問う試験です。

  • 試験日:随時
  • 受験者数:131,788人(2020年度の受験者総数)
  • 合格率:58.8%(2020年度の合格率)

情報セキュリティマネジメント
情報セキュリティリーダー業務に従事する人材が対象です。情報セキュリティマネジメントの計画・運用・改善を通じて組織の情報セキュリティを確保し、脅威から継続的に組織を守るための基本的スキルを問う試験です。

  • 試験日:年2回
  • 受験者数:14,089人(2021年度春期の受験者数)
  • 合格率:52.4%(2021年度春期の合格率)

基本情報技術者
ITエンジニアの登竜門として、高度なIT人材となるために必要な基本知識や技能、実践的な活用能力を問う試験です。

  • 試験日:年2回
  • 受験者数:32,549人(2021年度春期の受験者数)
  • 合格率:41.6%
応用情報技術者
ワンランク上のITエンジニアを目指す人材が対象です。技術から管理、経営までの幅広い知識と応用力、システム開発やIT基盤開発などの局面で高いパフォーマンスを発揮する能力を問う試験です。
  • 試験日:年2回
  • 受験者数:26,185人(2021年度春期の受験者数)
  • 合格率:24.0%(2021年度春期の合格率)

マネジメント向け|国家資格

次に、マネージャー職向けに取得が推奨されている4つの国家資格について解説します。
  1. ITストラテジスト
  2. プロジェクトマネージャ
  3. ITサービスマネージャ
  4. システム監査技術者
いずれの資格試験も、マネジメントやITコンサルタントの職種を目指す人向けのもので、経済産業省管轄下の情報処理推進機構(IPA)が運営しています。各資格の簡単な概要や受験者数、試験日、合格率をご紹介します。

ITストラテジスト
経営とITを結びつける戦略家の育成を目的とし、CIOやCTO、ITOコンサルタントを目指す人材が対象です。ITを活用した事業革新、業務改革、革新的製品・サービス開発を企画・推進するための知識や実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:3,783人(2021年度の受験者数)
  • 合格率:15.3%(2021年度の合格率)
プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャを目指す人材が対象です。情報システムまたは組込みシステムの開発プロジェクトの責任者として、プロジェクトの計画や実行、管理業務に従事するための知識や実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開
ITサービスマネージャ
ITサービスマネージャを目指す人材が対象です。安全性と信頼性の高いITサービスを提供し、IT投資効果を最大化するためのITサービスマネジメント業務に関する知識や実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:2,018人(2021年度の受験者数)
  • 合格率:15.0%(2021年度の合格率)
システム監査技術者
独立した立場でITを監査する技術者を目指す人材が対象です。情報システムや組込みシステムが適切かつ健全に活用され、情報システムにまつわるリスクが適切に処理されるよう改善を促進するための知識・実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開

エンジニア向け|国家資格

次に、技術者向けに取得が推奨されている5つの国家資格について解説します。
  1. エンベデッドシステムスペシャリスト
  2. システムアーキテクト
  3. データベーススペシャリスト
  4. ネットワークスペシャリスト
  5. 情報処理安全確保支援士
いずれの資格試験も、経済産業省管轄下の情報処理推進機構(IPA)が運営しています。各資格の簡単な概要や受験者数、試験日、合格率をご紹介します。

エンベデッドシステムスペシャリスト
組み込みエンジニアやIoT系エンジニアを目指す人材が対象です。IoTを含む組み込みシステムに関するハードウェアとソフトウェアの要求仕様に基づき、組み込みシステムの開発工程において開発・実装・テストを実施する業務の知識や実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開
システムアーキテクト
システム開発の上流工程を指揮する上級エンジニアを目指す人材が対象です。情報システムや組み込みシステム、IoTを利用したシステム開発に必要な要件定義やアーキテクチャの設計、および情報システムの開発の主導に関わる知識や実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:3,433人(2021年度の受験者数)
  • 合格率:16.5%(2021年度の合格率)
データベーススペシャリスト
データベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す人材が対象です。データ資源およびデータベースの企画、要件定義、開発、運用、保守業務に関わる知識や実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開
ネットワークスペシャリスト
ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す人材が対象です。ネットワークシステムを企画・要件定義・設計・構築・運用・保守する業務に関わる知識や実践能力を問う試験です。
  • 試験日:年1回
  • 受験者数:8,420人(2021年度の受験者数)
  • 合格率:12.8%(2021年度の合格率)
情報処理安全確保支援士(旧:情報セキュリティスペシャリスト)
サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能とともに、安全な情報システムの企画・設計・開発・運用の支援や、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価に関する知識・実践能力が問われる試験です。
  • 試験日:年2回
  • 受験者数:10,869人(2021年度春期の受験者数)
  • 合格率:21.2%(2021年度春期の合格率)

知名度の高さで選ぶ|民間(ベンダー)資格

次に、知名度の高さから転職活動で有利に働く民間(ベンダー)資格を解説していきます。民間資格はITベンダーが付与する資格で、1つの製品に特化した知識や技術が問われます。国家資格に比べると受験料は高めで、有効期限が設けられているため更新が必要です。
 
  1. AWS認定試験
  2. オラクルマスター
  3. オラクルJava SE 11 認定資格
  4. Microsoft認定資格プログラム
  5. シスコ技術者認定プログラム
  6. Google Cloud認定資格
以上の6つを取り上げてご紹介します。
 
AWS認定試験
AWS(アマゾンウェブサービス)がクラウドエンジニア向けに実施している認定試験です。AWSクラウドに特化した知識、スキル、ノウハウが問われます。基礎・アソシエイト・プロフェッショナルの3つのレベル付けの下、10種類以上の試験が実施されています。試験はオンラインかオンサイト(テストセンター)での試験日程を選択して受験が可能です。
  • 受験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開
オラクルマスター
日本オラクル社が主催する認定試験で、データベース技術者向けに、データベースの管理スキルを証明する資格を付与します。「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4グレードで試験が設定されています(プラチナは現在提供時期が未設定)。これまで27万人を超えるエンジニアが取得、オンラインかオンサイト(テストセンター)で受験が可能です。
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開
オラクルJava SE 11 認定資格
日本オラクル社がJavaプログラマ向けに主催する認定試験で、Oracle Java SE11に対応した認定資格です。日本では言語未経験者向けの「ブロンズ」、開発初心者向けの「シルバー」、中・上級者向けの「ゴールド」の3つのグレードが設定されています。試験日は随時で、オンラインかオンサイト(テストセンター)で受験が可能です。
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開
Microsoft認定資格プログラム
マイクロソフト社が主催する、マイクロソフト製品に関わるITスキルを証明するための認定資格プログラムです。Fundamentals、ロールベース、その他の3つの区分ごとに複数の認定資格が設定されています。オンラインかオンサイト(テストセンター)で受験できます。
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開 
シスコ技術者認定プログラム
シスコシステム社が主催する、ネットワークエンジニアの技能を証明するための認定資格プログラムです。公式サイトによると、エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートの4グレードが設けられており、それぞれに複数分野の認定資格が存在します。オンラインかオンサイト(テストセンター)での受験になります。
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格率:非公開
Google Cloud認定資格
Google社が主催する、クラウドエンジニアのGoogle Cloudに関わる技能を証明するための認定資格です。クラウドの概念およびGoogle Cloudに関する幅広い知識を問う「基礎的な認定資格」、Google Cloudでのプロジェクト展開・モニタリング・管理に関する基礎スキルを問う「アソシエイト認定資格」、設計・実装・管理に必要なスキルの習熟度を評価する「プロフェッショナル認定資格」の3区分があります。オンラインもしくはオンサイト(テストセンター)で受験できます。
  • 試験日:随時
  • 受験者数:非公開
  • 合格者数:非公開

まとめ:IT転職で資格を効率的にアピールするには

 
IT転職では、資格は必ずしも必要ではないという声がある一方、資格を保有することで得られるメリットがいくつかあることは確かです。資格取得そのものが目的にならないよう、何のために勉強するのか事前に考え、目的意識を持って勉学に励むことが大切です。
 
資格取得の過程で、自分で達成できたこと、強みだと思ったことを整理すると、後々の転職活動でのアピールポイントが見えてきます。
 
例えば、仕事と試験勉強を両立して合格できた場合、次の点をアピールポイントとして掲げることができます。
  • 目的達成に向けて進捗を管理できる「計画性」
  • やると決めたら最後までやり切る「努力の姿勢、人柄、向き合うスタンス」
  • 難易度の高い資格取得を成し遂げた「結果・知識量」
「資格取得のアピール方法がわからない」
「そもそも資格を取得すべきかどうかわからない」
「どの資格が自分に合っているのかわからない」
 
こうした悩みをお持ちの方はぜひ、ヘイズ・ジャパンにご相談ください。
 

ヘイズ・ジャパンとは

  • 日本での最大規模の外資系人材紹介会社
  • 幅広い業界や職種にわたり(15の専門分野)正社員、契約社員、派遣社員など、専門性の高いプロフェッショナルを紹介
  • 採用アウトソーシング(PRO)ヘイズ・タレント・ソリューションズと業務委託(ITソリューションズ)の2つを通じて、日本向けに多様なサービスを提供
ご興味がある方は、ぜひ下記までアクセスください。

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