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【例文付き】就活で使える特技の一覧

【例文付き】就活で使える特技の一覧

 
就活や転職の面接では、応募動機や職歴に加えて特技について聞かれることがあります。中には、「自信を持って得意だと言える特技がない」と悩む人もいるでしょう。
 
そこでこの記事では、就活での特技の伝え方を例文とともに紹介します。採用面接で避けるべきNG特技や、特技を効果的にアピールする方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
 

目次

  1. 特技とは?趣味との違い
  2. 企業が就活で特技を聞く理由
  3. 特技がない?特技を見つける方法
  4. 特技の一覧
  5. 就活でアピールすべき特技
  6. 就活では避けたほうがいい特技
  7. わかりやすい特技の伝え方
  8. 履歴書に一文で書く特技の例文
  9. 就活で使える特技の例文15選
  10. 就活・転職での特技に悩んだらヘイズ・ジャパンにご相談を

特技とは?趣味との違い


 
特技と趣味は似た項目として捉えられやすいですが、両者の違いとしては、特技は人と比べて能力が突起しているものや自信のあるものを意味します。一方、趣味は得意不得意に関わらず、好きなものや熱中できるものを指して使われます。
 
自分の得意なことや適性を表す特技は、他人から評価されていることや、他人に教えられるものなど客観性があり、嗜好や人となりを表す趣味は主観性の強いものと言えます。履歴書の特技欄に記載する内容には明確な基準はありませんが、客観的に見て他人よりも高い評価が得られることは特技と捉えられるでしょう。


女性らしい特技はある?

就職活動や転職活動で特技を問われた際に、性別を意識する必要はありません。女性らしい特技を書かなければいけない、ということはなく、純粋に自分が持つ特技についてアピールしましょう。
 
むしろ性別とのギャップを与えられる特技はインパクトがあり、興味を持ってもらえる可能性があります。例えば、女性が特技を聞かれたときに筋トレやアウトドアと答えたり、男性が料理や裁縫と答えたりするなどです。


企業が就活で特技を聞く理由

 
就活の面接において、お互いの緊張をほぐし会話をスムーズに進めるために特技を聞く場合があります。また、論理的な説明能力や業務への適性、人物像や社風との相性を確認する目的でも特技の質問が使われます。


面接でのアイスブレイク

面接における特技の質問は、お互いの緊張をほぐすためのアイスブレイクの役割があります。初対面で深い話題を取り上げようとしても、緊張していると深い話ができないまま時間が過ぎてしまう可能性があります。
 
場の空気を和ませて、コミュニケーションを円滑にするために特技や趣味の質問が使われます。面接の冒頭で特技を聞かれる場合はほとんどアイスブレイクが目的なので、気楽に答えて良いでしょう。


ロジカルに話せるか確認するため

仕事では論理的なコミュニケーションが基本であり、ロジカルに話す必要があります。特技についても、「私の特技は〇〇です。」とシンプルに終わるのではなく、話を膨らませて相手の興味を引きつけられるかが重要です。
 
特技に関する質問は、特技から自己アピールにつなげられるかを見るための質問でもあります。「苦手だったけれど練習して得意になった」「この特技をこんな業務に生かすことができる」など、自分を伝えるストーリーの一部として話せるとよいでしょう。


業務の適性があるかを判断するため

特技は、業務の適性を判断する材料でもあります。職種や業務内容によって活かせる特性は異なります。応募職種の特徴と個人の特性が合っていないと、スキルや技術を持っていても仕事を進める上で支障が出る可能性があります。
 
チームワーク重視のポジションでは、スポーツや団体活動で学んだことを述べる、専門的な仕事なら知識を深める向上心や集中力、というように、企業が求める適性に合った趣味や特技を伝えられるよう準備しましょう。


社風に馴染めるか確認するため

社風に合っているか、馴染めそうかの確認にも特技の質問が役立ちます。実務経験がスキルの高い人でも、社内の文化や雰囲気とのミスマッチがある場合、早期離職のリスクが高まります。相性の良さをアピールするために嘘をついたとしても、仕事や会社を好きになれず、ストレスを抱える可能性もあるでしょう。
 
企業側は、人柄や内面がわかるような質問を通して、相性を判断しています。事前に企業についてリサーチした上で、特技との関連性や結びつきについて考えておくと良いでしょう。 


人柄を知るため

単純にどんなことに興味を持っているか知りたいという理由で、特技について聞かれる場合もあります。企業側は、面接の短時間で人となりを理解する必要があります。
 
志望動機や職務経歴からは推測できないような側面は、企業に合った人材か判断する材料として役立ちます。肩に力の入った回答よりも、自分らしさを意識した回答を心がけましょう。


仕事以外に熱中することがあるか確認するため

仕事以外に熱中できることがあるかを確認するために、趣味や特技を聞かれることもあります。なぜなら、趣味や特技がある人の方が、視野や人脈を広げやすい傾向にあるからです。また、プライベートの時間に取り組む特技や趣味は、ストレス解消法としても役立ちます。そのため、多少負荷の高い業務を依頼しても、リフレッシュ手段があることで、心身ともに健康を維持できると判断されるでしょう。


特技がない?特技を見つける方法

 
中には「自分には特技と呼ばれるものはない」という人もいるでしょう。気づいていないだけで、だれにでも特技はあるものです。過去の経験や取り組んだことのある趣味を振り返ると、得意なことが見つかります。また、長く続けている習慣にも特技が含まれる可能性が高く、自分1人ではわからない場合は友人や家族に聞いてみましょう。


過去の経験から探す

まずは、過去の経験を振り返りながら特技を探してみましょう。学生時代の部活やサークル、勉強に関するものを時系列で紙に書き出しながら整理していくと、思い出せることがあるはずです。受賞経験や何年も継続していたものなどは、特技として取り上げやすいでしょう。
 
必ずしもすばらしい結果を出した経験がある必要はありません。自分の好きなことや学んだ経験も含めて考えることが大切です。例えば、学生時代には友達が多く、誕生日会などのイベントを主催していた場合、コミュニケーション能力や企画力、人を動かすスキルなどが特技として挙げられます。


習慣から探す

自分では当たり前と思っている習慣には、特技が関係している可能性が高いでしょう。長い間継続して積み上げているものは、人よりも優れた能力として身についている場合があります。例えば、夜のストレッチや朝の掃除などです。
 
日課や習慣は、自分では無意識的に取り組めているため気付きにくい場合もあるので、客観的に振り返ってみましょう。


趣味から探す

単なる趣味だと思って続けていることも、他人から見ると特技と捉えられる場合があります。好きなことや没頭できることを、特技として表現できないか考えてみましょう。
 
例えば、カフェ巡りや占いなどは仕事とは一見関係のない趣味ですが、「おしゃれなカフェ情報を集めて整理できる」「本やオンラインコースを利用して占星術の知識を深めている」というように、趣味でも特技としてアピール可能です。


友達や家族に聞いてみる

自分1人では思いつかない場合は、身近な友人や家族に聞いてみましょう。他者から評価されているものは、特技や強みとしてアピールできます。自分では認識していないことを指摘してくれる場合もあるので、「私の特技って何だと思う?」といったように率直に聞いてみると良いでしょう。
 
身近な人に褒められたことも立派な特技としてアピール可能です。例えば、「文字が綺麗だと褒められた」「絵が上手だと言われた」など、何回か褒められた経験は特技としてアピールできます。


一覧から探す

趣味や特技の一覧を見ながら、自分が特技だと思えるものを探す方法も有用です。思い出を振り返るより、趣味や特技のリストからピンとくるものを探す方が早く見つけられる場合があります。
 
また、自分では思いつかないようなスキルや経験も、カテゴリやジャンルごとの一覧を見ることで思い出せる可能性もあるでしょう。下記のような一覧も参考にして、特技となるものを探してみましょう。
 


特技一覧

 
ここで、就活の面接や履歴書で使える特技の一覧を紹介します。自分には特技がないと思っている場合、見落としている可能性もあるため、ここで紹介する一覧から当てはまるものを探してみましょう。


スポーツ系の特技

特技としてアピールしやすいスポーツとして、下記が挙げられます。
 
  • バレーボール
  • バスケットボール
  • バドミントン
  • サッカー
  • フットサル
  • ソフトボール
  • テニス
  • ゴルフ
  • アイスホッケー
  • フィギュアスケート
  • スケボー
  • 野球
  • 剣道
  • 柔道
  • 空手
  • 卓球
  • 陸上
  • 水泳
  • ラクロス
  • ボルダリング
  • ボクシング
  • レスリング
  • フェンシング
  • サーフィン
  • バレエ
  • 新体操
  • チアリーディング
  • 筋トレ
  • 登山
  • 弓道
中学生や高校生の部活や習い事で続けていたスポーツや、就職後も継続しているものは特技として使いやすいでしょう。スポーツに打ち込んだ経験から得られたスキルや能力を、どのように業務に活かせるかを考えてまとめることが大切です。
 
チームプレーが重要なスポーツは、協調性や集団における役割を果たす責任感、個人スポーツなら地道に練習する継続力や簡単に諦めない忍耐力などをアピールできます。


文系の特技

文系の特技例を見てみましょう。
 
  • ピアノ
  • ギター
  • ドラム
  • バイオリン
  • フルート
  • 合唱
  • イラスト
  • 絵画
  • 書道
  • 囲碁
  • 将棋
  • 写真撮影
  • ゲーム
  • 料理
  • 手芸
  • 占い
  • そろばん
  • 利き酒
  • ものまね
学生時代の部活や習い事、仕事以外の時間に行っている趣味なども、特技になる場合があります。イラストや書道、写真撮影といった特技は、仕事にも直接活かせる可能性があるでしょう。お笑いのネタ作りやものまねは、面接での印象付けに効果的な上、入社後の交流やコミュニケーションにも活かせることをアピールできます。
 
文系の特技は趣味のイメージが強いものも多いため、実績やエピソードを盛り込むことが重要です。継続年数や関連資格の取得、表彰された経験がある場合は客観的な裏付けができます。また、料理や手芸、絵画などの場合、面接で提示できる制作物があると説得力が高まります。


スキル系

スキルに関する特技例として、下記があります。
 
  • デザイン
  • ライティング
  • プログラミング
  • ブラインドタッチ
  • ゲーム
  • メイク
  • 暗算
  • 外国語
  • 動画編集
  • 手話
  • コミュニケーション能力
  • 記憶力
  • 集中力
  • 継続力
  • 忍耐力
  • 空気が読める
  • きれいな字を書ける
デザインやプログラミングのスキルは、IT系企業やWeb関連の業種に直接活用できる特技です。コミュニケーション能力や集中力、継続力といったスキルはどの企業でも役立ちます。趣味のイメージが強いゲームも、ライブ配信などを通して収益化できていれば、立派な特技といえます。
 
また、コミュニケーション能力や記憶力といったスキルは、業務や企業と関連づけやすいですが、経験を通して身につけたという具体的なエピソードが必要です。自分では他人よりも優れていると思っていても、主観的な判断だけでは特技であると伝わりにくいでしょう。どういったシーンでスキルが役立ったのか、他人から何度も指摘された経験などを盛り込んで、聞いた人がイメージしやすいエピソードを交えて特技をアピールしましょう。


就活でアピールすべき特技

 
自分の特技を見つけたら、履歴書や面接でアピールすべきものを選びましょう。業務に活かせるものはもちろん、ユニーク性やギャップがあるものは、効果的な自己アピールに有用です。また、長く継続しているものや熱中しているものも、熱量を伝えやすいでしょう。


業務に活かせるもの

複数の特技の中で迷ったら、仕事でスキルや経験が活かせるものを優先しましょう。業務に活かせる特技を伝えることで、企業の戦力となる人材だとアピールできます。また、専門的である程度のレベルに達した特技が業務に直結していれば、採用の決め手になる可能性も高いでしょう。
 
例えば、経理事務なら暗算やそろばん、保育士ならピアノなどです。IT業界ならプログラミングやゲーム、アパレル業界ならメイクといったように、応募する業界に合った特技も役立ちます。


人と被らないもの・面白いもの

人と被らないユニークなものや面白いものは、相手の印象に残りやすく、採用に有利に働きます。職種によっては創造性や独自性を見ており、自分の代名詞となりうる個性的な特技があるとインパクトを与えられます。
 
珍しい経験や極端に奇をてらった特技は、記憶に残りやすいものの、それだけでは効果的とは言えません。面接官に「それはどういうこと?」と興味を持ってもらい、説明を通して自分がどういう人間なのか伝えられることが大切です。


ギャップを感じさせるもの

ギャップを感じさせる特技は、相手の興味を惹くために有用です。外見や雰囲気とのギャップにより、相手に意外性や人間味を感じさせることができます。また、会話が弾むきっかけにもなり、採用者の印象に残るでしょう。
 
例えば、「物静かにみえる人の特技が筋トレ」「体育会系でも料理が特技」といったアピールです。ただ、ギャップがプラスに働くことが大切であり、ギャップを話すことで印象が悪くなってしまうと逆効果です。周囲の人に自分の印象をリサーチして、自分のギャップはどんなところなのか正しく理解しておきましょう。


長所・自己アピールにつながるもの

長所や自己アピールにつながる特技は、自分の人物像を正しく伝えるために有用です。特技が自分の強みと一貫していると説得力が増し、相手が自分という人間をイメージしやすくなります。また、仕事への適性をみている場合もあります。
 
例えば、「落語が得意なので、プレゼンテーション能力が高いと言われる」「ランニングを継続することでストレス耐性が強くなった」などです。長所を活かせたときの具体的なエピソードを思い返して、新たな特技が見つかる可能性もあります。


生き生きと語れるもの

いくらでも話せるようなものや人に説明するのが好きなことも、立派な特技です。話しているときに「目が輝いている」と言われる特技は、自分の熱量が伝わりやすく、人柄を率直にアピールできます。
 
想像するだけで楽しくなることや、いつも考えていることを特技として活用できないか考えてみましょう。


就活では避けたほうがいい特技

 
就活でのアピールには向かない特技は、いくら得意であっても履歴書や面接では触れない方が無難です。ギャンブルやお酒に関するものや犯罪を連想させるものは、ネガティブな印象を与えます。また、宗教や政治のトピックは、初対面ではNGとされているため注意が必要です。


ギャンブル

パチンコや競艇など、ギャンブル系の趣味は就職や転職のシーンではNGです。ギャンブルは社会的なイメージが良くないため、自分のイメージを下げてしまいます。また、ギャンブル好きはお金にだらしなく、仕事でもリスクとリターンの検証をせずに、投機的だと思われる可能性もあります。
 
また、依存症を疑われて、仕事に悪影響が出る、企業に損害を与えると考えられるリスクもあるでしょう。どんなにギャンブルが得意であっても、就活の場では特技に含まない方が無難です。


宗教・政治

宗教や政治に関連することを特技として取り上げることも避けましょう。初対面の人とは宗教や政治の話をしない、というのは社会人のマナーです。また、企業側は厚生労働省から「応募者について、政治や宗教に関することを把握してはけない」と通達されており、企業側が扱いにくいという理由もあります。
 
特定の政党や宗教を述べることで、偏った思想を持っていると評価され、距離を置かれる可能性も考えられます。加えて、宗教の勧誘行為を連想させる活動も、懸念を招きやすいため注意が必要です。


お酒に関すること

お酒が好きな場合、アルコールの種類に詳しいことも特技にできますが、伝え方には注意が必要です。一気飲みができる、一度に大量に飲める、といった表現は、身体や精神の健康に不安を感じさせてしまうでしょう。また、アルコール依存を疑われる可能性があります。
 
飲む回数や量ではなく、お酒に関する知識やコミュニケーションツールとしてのアピールなら問題ないでしょう。また、ワインが好きでソムリエの資格を持っている、といった例は、専門性やユニーク性のアピールが可能です。


犯罪を連想させるもの

犯罪を連想させる特技も避けるべきです。ピッキングやハッキング、モデルガン収集、賭博麻雀などは、受け取り方によっては犯罪を連想させます。信用力が重要な社会人の世界においては致命的なポイントです。
 
犯罪を連想させる特技を持っている人を採用することは、企業側にとってリスクしかないでしょう。特技としていることが犯罪行為である訳ではありませんが、顧客との話題に上がる可能性も考えられるので注意しましょう。


わかりやすい特技の伝え方

 
採用面接で特技をわかりやすく伝えるためには、企業側が特技を聞く意図を考え、論理的に説明することが大切です。最初に結論を述べてから、裏付ける実績や具体的なエピソードを加えることで説得力が増します。最後に、学んだことや業務に生かせるスキルを話すと、端的で伝わりやすい特技のアピールが可能です。


結論から伝える

まず、「私の特技は〇〇です。」と、結論から話します。結論を最初に持ってくることはビジネスにおける基本マナーであり、結果や答えから話すことで端的かつわかりやすい説明が可能です。
 
他の候補者と差別化するために、特技を細かく具体化しましょう。料理なら得意ジャンルやメニュー、プログラミングなら言語や領域を絞るといった対策により、より相手の興味を惹くことができます。


具体的な成果やエピソードを盛り込む

結論の後に具体的な実績やエピソードを続けます。数値や名称がある成果を伝えることで、趣味との区別ができ、説得力とリアリティが増します。特技に関して表彰されたことや長い間続けていること、達成した目標などを整理しておきましょう。
 
例えば、「私の特技はチアリーディングです」と答える際に、「私の特技はチアリーディングで、中学時代に所属していたチアリーディング部ではリーダーを務めました」というように具体的なエピソードを付け加えます。


学んだことや仕事への活かし方を伝える

特技に取り組む中で、学んだことや業務に活かせることがあれば説明しましょう。業務への取り組み方がイメージできるため、業務を通して企業に貢献できる人材であるとアピールできます。
 
チームで行うスポーツなら、チームワークや練習の大切さといった一般的な長所でも良いですが、自分自身が取り組みの中で実際に得たものがあればオリジナリティやユニーク性を出すことが可能です。


履歴書に一文で書く特技の例文

 
履歴書に特技を書く場合は、スペースが少ないため、一文前後にまとめる必要があります。結論の一言と、詳しい説明の2段階でまとめましょう。例文を紹介しますので、参考にしてください。
 
「私の特技はイラスト制作です。最近はPhotoshopでデジタルイラストを作成し、SNSにアップしています。投稿を通してデザインの依頼を受注することもできました。」
 
「私は小学生から茶道を習っています。作法やルールの厳しい茶道を続けることで、日頃からマナーや礼儀を意識するようになりました。」
 
なお、履歴書の特技欄を空欄にしたまま提出することはNGです。たとえアピールできるような特技が見つかっていなくても「特になし」などは避け、思いつく範囲で自分の強みや長所を記入しておきましょう。


就活で使える特技の例文15選

 
ここからは、就活で特技を聞かれた際の回答例を紹介します。具体的なエピソードや実績を交えて、仕事に活かせるポイントをわかりやすく伝えるコツを踏まえていますので参考にしてください。


【ランニング】

「運動不足解消のために始めたランニングを、5年以上継続しています。はじめは15分走るだけでも筋肉痛になっていましたが、今では毎日30分前後走ることが習慣になっており、体力アップなど健康面のメリットが得られています。
 
天気が悪い日は安全面も考慮して休むことも多いですが、それ以外の日は必ず時間を見つけて走っています。1日の重要な習慣として定着しており、習慣化と継続力の大切さを実感しています。」


【登山】

「私の特技は登山で、国内50以上の山に登った経験があります。山に登る前には、天候や気温、ルートなどをよく確認し、必要な装備やスケジュール立案を行います。登山の醍醐味である登頂したときの達成感に病みつきになり、途中辛く感じることがあっても次もチャレンジしようと思える点が魅力だと感じています。
 
計画通りに登頂できる日ばかりではありませんが、不測の事態でも準備をしておけば困ることは少なく、改善点を把握できます。計画に沿って準備し、スケジュール通りに実行する能力や、課題を1つずつ丁寧に改善できる点は、業務でも活かせると考えています。」


【ゴルフ】

「私の特技はゴルフです。父親の練習についていったことがきっかけで、今はプライベートで定期的にコースに出ています。スコアは100を切ることも増えましたが、プロのYouTubeや自宅でのスイング練習を通して、さらなるスコアアップを目指しています。
 
身体だけでなく精神面も顕著に表れるゴルフの奥深さに魅力を感じています。ゴルフの継続により習得したメンタルの安定は、難しい業務でも冷静に取り組む姿勢や良好な人間関係の構築に役立つと考えます。」


【バレーボール】

「私は、中学校から高校までバレーボール部に所属していました。高校では試合に出れないこともありましたが、練習にしっかり取り組み、いつでも試合に出れるよう準備を徹底していました。結果、選手のレベルアップやチーム全体の安定感に役立ったと思います。
 
自分なりに役割を見つけ、それに徹することでチームに貢献できた経験は、企業においても責任を持って自分の仕事をこなす姿勢につながると考えています。」


【写真・カメラ】

「私は、高校では写真部に所属し、大学では写真撮影のサークルに入っていました。日頃からカメラを携帯し、学校の帰り道や移動中に日常の一部を撮影して歩いていました。アングルを工夫するだけでも、テイストや印象が大きく変わる点は写真の面白さだと感じています。視点を変えて取り組むことの大切さは、業務においても課題解決やトラブル対処にも役立つと考えています。
 
最近はSNS上でも画像をアップして、同じように写真撮影の趣味を持つ人との交流を楽しみつつ、お互いのスキルアップに役立つ情報交換も行っています。」


【読書】

「私は幼少期から本を読むことが好きで、小説を中心に多彩なジャンルの本を読んできました。視野を広げる目的もあり、読んだことのないジャンルの本も積極的に手に取るようにしています。
 
小説の魅力は、現実とはかけ離れた物語を擬似的に体験できることです。現実的に自分の人生に取り入れられることはないか本を読みながら探し、実際に取り入れて自己成長に努めています。」


【料理】

「私の特技は料理です。料理はできあがりから逆算して、複数の作業を同時進行で進めることが大切です。どういう手順で作れば、手間や洗い物を減らせるかを常に考えて行動します。全体を考慮しながら効率的に物事を進めるスキルは、仕事でも十分に活かせると考えています。」


【食べ歩き】

「私は食べ歩きが好きです。週末には、旅行を兼ねて観光地を訪れ、食べ歩きを楽しんでいます。実際に自ら食べるという体験を通して、視野を広げることや新しい発見を得ることの大切さを学びました。
 
実際にやってみるというチャレンジ精神や学習意欲を業務にも取り入れ、業績アップに取り組みたいと考えています。」


【ピアノ】(楽器演奏)

「私の趣味はピアノです。5歳からピアノを習い始め、高校卒業まで同じ先生に習いました。週に2回のペースで通い、コンクール前などは週末を含めて集中的に練習し、中学生で出場した県のコンクールでは1位を受賞することができました。
 
コツコツ練習を続けることで、結果を手に入れることを学んだ経験から、どんなポジションについても地道な努力を継続し、結果を出せると考えています。」


【チェス】

「私の特技はチェスです。中学のときに父親からルールを教わり、定期的にゲームの相手をしてもらっていました。オンラインゲームでさまざまなレベルの相手と対戦して、35連勝の記録を出しました。
 
チェスで勝つためには、先手を読む力や戦略的な思考が必要です。先読みする能力は、計画的な業務進行やスケジュール管理に活かせると考えています。」


【プログラミング】

「私の特技はプログラミングです。中学生のときにネットサーフィンに夢中になり、オンライン上の表現に興味を持つようになりました。HTMLやPHPを使ったWebサイトの構築は得意作業で、今はオンラインスクールでアプリ開発向けのPythonを学習している最中です。
 
プログラミングを通して、わからない箇所を自分で調べて解決していく習慣が身につきました。問題解決能力はエンジニア職において必須であり、業務に役立てると考えています。」


【英語】

「私の特技は英会話です。地元の姉妹都市交流を利用して、中学のときにアメリカに1週間滞在したことにより、英語力をアップしたいという思いが強まりました。独学で中学2年生で英検で準1級に合格。大学ではアメリカへの交換留学を通して、大学講義を受けられるほどまで英語力を習得できました。
 
同僚や取引先など多くの人とのコミュニケーションに英語力を活かしていきたいと考えています。」


【ものまね】

「私はものまねが得意で、学生時代から友人の間で披露していました。お笑い芸人のレパートリーが多く、見た人からは「本人に似ている」「完成度が高い」と褒められます。場の雰囲気を明るくできることはものまねの強みでもあり、ムードメーカーとしての役割を担えると自負しています。
 
多くの場合は、1、2回本人の動作を見るだけでものまねが可能です。仕事でも、先輩や上司のやり方を見て覚え、効率的に業務を進められると考えています。」


【動画制作】

「私の特技は動画制作で、友達と動画サークルを運営し、動画の撮影から編集までを行っています。編集した動画はYouTubeやTikTokなどに投稿して反応を見ています。視聴者からのコメントに返信しながら、動画を通して交流ができることに喜びを感じます。
 
今では動画編集の外注依頼を受けることもあり、御社が注力されている動画広告や動画コンテンツ制作に貢献できると考えております。」


【整理整頓】

「私は整理整頓が得意で、毎日時間を見つけて掃除と片付けを行います。また、ワンシーズンに1回は家具を動かして大掃除並みのお手入れを行い、隅々まできれいな空間を維持しています。物で溢れかえった部屋でもきれいにでき、家族に掃除を頼まれる機会が増えました。
 
仕事でも、清潔感のある職場づくりに取り組み、利用者全員が快適に働けるよう努めたいとと考えています。」


【映画】

「私は映画鑑賞が好きで、基本的に1日1本以上は観ています。さまざまなジャンルの映画を観ていますが、中でも未来や宇宙をテーマにしたSF映画が特に好きです。
 
映画を観ていると、まるでその世界に入り込んだかのような気分を味わえます。映画鑑賞を続けることで、想像力が養われました。企画職として入社後は、想像力を活かして他の人が思いつかないような斬新なアイデアを生み出したいと考えています。」


【手芸】

「私の特技は手芸です。セーターやマフラー、クッションカバー、小物など編み物でなら一通り作ることができます。高校では学園祭のファッションショーで使う帽子を制作しました。3人分の異なるデザインを考え、3ヵ月間かけて仕上げたものが舞台で使われているのを見たときは、非常に感動したことを覚えています。
 
アイデアや想像を形にする能力をはじめ、集中力や計画性などのスキルが手芸を通して磨かれたので、業務にも活かしていきたいと考えています。」


就活・転職での特技に悩んだらヘイズ・ジャパンにご相談を

就活や転職において、特技はあなたの人物像や強みを伝えるために大切です。面接官にアピールするためには、具体的なエピソードを交えて業務にどう活かせるのか、わかりやすく伝える必要があります。
 
特技が見つからない場合は、過去の趣味や習い事を振り返りながら、得意なことや好きだったことを探してみましょう。また、自信のある特技でも採用面接ではNGとされるものは、逆効果なので避けた方が無難です。自分の特技を上手にアピールして、希望する企業への就職を目指しましょう。
 
ヘイズ・ジャパンでは、転職活動のアドバイスを提供しています。転職相談も随時受け付けているので、まずは下記よりお気軽にお問い合わせください。