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マーケティングに資格はいらない?就職・転職に役立つ資格

マーケティングに資格はいらない?就職・転職に役立つ資格

 
マーケティング職に就くために資格は必ずしも必要ではありませんが、資格取得を通して知識やスキルを習得できます。特に未経験からマーケティング職への転職やスキルアップ目的の場合、関連資格を役立てることが可能です。
 
この記事では、マーケティング職に就くために資格は必要かどうか解説するとともに、資格取得によるメリットなどについて説明します。資格の種類や活用シーンも詳しく紹介しますので、マーケティング職への就職や転職を考えている方や、取得すべきマーケティング資格を知りたい方はぜひご覧ください。
 

目次

  1. マーケティングの資格は必要?
  2. マーケティングの資格取得がおすすめな人
  3. マーケティングの資格を取得するメリット
  4. マーケティングに関する資格一覧
  5. まとめ

マーケティングの資格は必要?

 
結論から言うと、マーケティング職に必須の資格はありません。実際に求人の応募要件に、マーケティング関連の資格を挙げている案件は稀です。ただし、未経験の人がマーケティング職を目指す場合、資格によって基礎知識を持っていることをアピールできます。
 
ある程度実務経験がある人にとっても、経営やデータ解析など専門性や難易度の高い資格を取得することで、経験者の転職やキャリアアップに役立つ可能性があります。
 
将来進みたい方向や身につけたい専門性などを踏まえて、資格取得を検討することが大切です。


マーケティングの資格取得がおすすめな人

 
マーケティング資格の中でも、基礎知識や活用方法を習得できるものは、未経験からマーケティング職を目指す人に向いています。また、スキルアップやマネジメント職を目指す場合に、レベルや専門分野に合った資格が役立つでしょう。マーケティング資格取得がおすすめな人を詳しく紹介します。


未経験からマーケティング職を目指している人

未経験からマーケティング職への転職を目指す場合、資格が客観的な能力やスキルを示す証明となります。マーケティング業種の求人市場では、即戦力として活躍できる経験者を求める企業がほとんどですが、未経験や異業種からの転身など実績がない場合でも、条件に合った求人に応募し、資格を使ってアピールすることで採用確率を上げられます。
 
例えば、「Google広告認定資格試験」はGoogle広告を扱う企業が増えている昨今、取得しておくと重宝される可能性があります。無料で受験、取得できる点も魅力です。マーケティング資格試験の勉強を通して、マーケティング業務に必要な知識を体系的に学べます。


マーケティング部へ異動になった人

別の部署からマーケティング部へ異動になった場合も、資格取得が有効です。マーケティング資格の多くは、幅広い分野を扱っており、資格の勉強を通してマーケティングの知識やスキルを総合的に身につけられます。
 
また、マーケティングには専門用語や基礎知識が多く登場するため、基礎知識や実務経験がないままポジションに就いても、仕事内容がわからない可能性が高いでしょう。資格取得により、マーケティングの担当者として求められる役割や、成果を上げるための優先事項など、実際の業務への理解を深められます。
 
部署異動時には、引継ぎなどで一時的に業務が増える可能性があります。資格取得講座や受験プログラムなどを活用して、効率的に勉強を進めましょう。


スキルアップしたい人

マーケティング担当者として、さらなるスキルアップを目指したい人にも、マーケティング資格をおすすめします。例えば、「データ解析士」や「統計検定」といった数学や統計学の知識を扱う資格は、より専門的かつ高度なデータ分析を学習でき、レベルアップが可能です。
 
例えば、「Google広告認定資格(旧Google AdWords認定資格)」や「Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト(旧Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイト)」では、資格取得によりWeb広告やSNSに特化したマーケティング活用方法が身につきます。
 
そのため、SNS広告やアカウント発信の担当者を任される可能性もあるでしょう。自分の進みたい方向や将来的なキャリアと併せて、必要な資格を見つけることが大切です。


マネジメント職につきたい/起業したい人

マーケティングスキルは、経営者やビジネスの売上を管理するポジションにとって欠かせない要素です。将来マネジメント職や起業家を目指す場合にも、マーケティング資格が役立ちます。
 
例えば、マーケティング関連で唯一の国家資格である「中小企業診断士」や「MBA」称号などは、ビジネスで一目置かれる資格です。難易度は高いですが、取得により活躍の幅が広がります。また、クライアントからの信頼性アップにより、受注が増えるなどのメリットも考えられるため、独立起業を見据えている方にも向いています。


マーケティングの資格を取得するメリット


マーケティングの資格を取得するメリットは、就職や転職に役立つことの他にも多数あります。マーケティング業務には必須でないとはいえ、適した資格を取得することで社内評価アップによる昇進や昇給も見込めます。マーケティング資格取得のメリットについて詳しく解説します。


就職・転職に有利

マーケティング資格取得は、就職や転職に有利です。学生の方や未経験からマーケティング職を目指す場合、履歴書やエントリーシートに保有資格を記載することで、記載業務に必要な専門知識を身につけていることを証明できます。
 
即戦力を求める企業では、資格よりも経験や実績を重視する傾向があり、一概に資格があった方が有利とは言い切れないでしょう。とはいえ、有資格者を採用することで起業の信頼性がアップする可能性はあります。客観的なスキルの指標となる資格を提示できれば、自分の能力をアピールできます。


社内評価が上がる

企業によっては、資格取得が社内評価につながり、昇給や昇進につながる可能性があります。日本企業は、海外に比べてマーケティングの専門家やプロが少ないとされています。マーケティングスキルを証明できる資格を取得することで、市場価値のある人材として認められ、活躍の幅を広げられるでしょう。
 
すでにマーケティングの実務経験がある人でも、仕事内容によっては知識に偏りがある可能性もあります。資格の勉強を通して、体系的なマーケティング知識を改めて深めることで、業務の幅が広がりキャリアアップにもつながります。また、社内で重宝され、新しいプロジェクトに参画できるなど仕事のチャンスも期待できるでしょう。


ネットワークができる

資格取得が人脈やネットワーキングに役立つ場合もあります。受験者向けの講座やセミナーで、同じ関心や志をもった人に会え、人間関係の幅が広がります。また、会社などの利害関係のない交流から、転職活動の情報交換ができます。
 
資格に関するセミナーや勉強会などを見つけたら、積極的に参加してみましょう。資格取得という共通目的に向かって頑張る仲間の存在によって、受験や転職活動のモチベーション維持にも役立ちます。共通の専門分野を持つ知人に出会える機会は少なく、受験後も希少なので、つながりを大切にしましょう。


マーケティングに関する資格一覧

 
ここからは、おすすめのマーケティング資格を紹介します。マーケティングの基礎から学べる資格からデータ分析、広告、編集、経営に関する資格まで厳選し、各試験ごとの特徴や内容、どのような人に向いているかなどの情報をまとめました。マーケティング職やマーケティング業界での仕事に役立つ資格をお探しの方は、参考にしてください。


【マーケティングの基礎知識】

まず、マーケティングの基礎知識を習得できる資格を見ていきましょう。マーケティング業務に必要な知識があるとアピールできる資格です。学習範囲が広いものも多く、体系的にマーケティングを学びたい方にも向いています。

マーケティング・ビジネス実務検定®
「マーケティング・ビジネス実務検定®」は、マーケティングとビジネス全般の基礎知識を身につけられる資格です。業界や業種を問わず、共通のマーケティング知識の習得を目的としており、実務経験がない人もチャレンジしやすいでしょう。
 
マーケティング理論から、現場の業務で役立つ実務スキル、時事情報まで出題範囲に含まれます。マーケティング資格を1つ取得しておきたいという場合の選択肢としても有効です。
 
難易度の低い方からC級、B級、A級の3レベルに分かれており、C級またはB級が初心者レベルです。A級になると、戦略立案や意思決定、マネジメント業務といった高度な内容も学習できます。
 
試験日 月1〜4回ほど
受験者数 192人(2022年6月)
合格率 46.91%(2022年6月)
重要度 ★★★
公式サイト https://www.waca.associates/jp/
  
マーケティング検定
「マーケティング検定」は、日本マーケティング協会が昭和32年から運営している検定制度で、マーケティングの知識をキャリアアップに活かしたい人におすすめの資格です。大手企業の研修でも採用される知名度の高い試験で、取得することでマーケティング業務に従事する者としての信頼性を高められるでしょう。
 
試験では、マーケティングの基本概念から価格・製品戦略まで、幅広い基礎知識が問われます。難易度順に3級、2級、1級に分かれ、1級は2級合格者のみ受験できます。マーケティングの基礎を身につける目的なら、初心者レベルの3級取得を目指しましょう。
試験日 随時(会場により異なる)
受験者数
合格率
重要度 ★★★★
公式サイト https://www.jma2-jp.org/index.php
 
IMA検定
「IMA検定(Internet Marketing Analyst)」は、インターネットでのマーケティング実務スキルを問う資格です。オンライン集客につなげるためのGoogleアナリティクス活用やアクセス解析、改善策の提案・実践、広告運用など、デジタルマーケティングの知識を網羅的に身につけられます。
検定はStandardコースとProfessionalコースの2つに分かれており、前者は初心者向けの内容です。オンラインプログラムの受講と試験がセットのため、受験準備を進めながら知識を理解できます。実務経験10年以上の担当者が実務で役立つ内容を重視してカリキュラムが構築されているため、実践力の習得としても有用です。
ネット検索や広告運用などWebマーケティングの基礎を身に着けたい方や、独学が苦手な方にもおすすめです。
 
試験日 年2回
受験者数
合格率
重要度 ★★★★
公式サイト https://ima-kentei.jp/
 

【アクセス解析・データ分析】

 
データの数値を可視化し現状把握や傾向の読み取りができるスキルや、Web解析スキル、分析用ツールに関するスキルが身につく資格試験を紹介します。マーケティング分析の精度を高めて、業績アップにつなげるために重要なスキルを習得できます。
 
ウェブ解析士
「ウェブ解析士」は、データの正しい読み取りや判断といったウェブ解析スキルを証明できる資格です。国家資格ではないものの知名度が高い資格のため、プロフィールや名刺に記載すると自己アピールに役立ちます。Webマーケターとしての実務経験があり、より専門的な知識を身につけたい方や、高度なサイト分析スキルを習得したい方におすすめです。
 
ウェブ解析士資格の中には、「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の3つがあります。デジタルマーケティングにおけるウェブ解析の基礎やデータ活用、レポート作成などを学べるウェブ解析士は初心者向けです。
 
資格を保持するためには、年会費の支払いとフォローアップ試験の合格が必要ですが、講師とのつながりや非公開求人情報の提供といったメリットも得られます。
 
試験日 月1〜4回ほど
受験者数 192人(2022年6月)
合格率 46.91%(2022年6月)
重要度 ★★★
公式サイト https://www.waca.associates/jp/
 
データ解析士
「データ解析士」は、内閣府移行認可の一般社団法人実務教育研究所が開催する多変量解析実務講座の修了者に対して交付される資格の通称です。「多変量解析」とは、関連する多数のデータを同時かつ総合的に処理し、特徴の把握や未来予測に役立てる手法を指します。重回帰分析、主成分分析などの手法が含まれます。
 
テキストに付いているVBAツールなどのExcelプログラムを使って、実践的に学習を進められるでしょう。統合的なマーケティングデータの解析スキルを身につけたい方や、高校レベルの数学知識がある方に向いています。
 
講座は統計学の基礎を身につけている人向けのため、難易度が高い傾向があります。今まで統計学に触れたことがない場合は、実務教育研究所で開講される現代統計実務講座を利用して、統計の基礎を学んでおきましょう。
試験日 年2〜4回(級による)
受験者数
合格率
重要度 ★★★★
公式サイト https://www.marke.jp/
 
統計検定
「統計検定」は、統計に関する理解度やスキルを証明する資格で、大学入試の出願要件や企業での社内研修にも採用されています。統計データを元に仮説や将来の見通しを立てる能力を取得可能です。
 
難易度の低い順に、4級、3級、2級、準1級、1級に分かれており、3級または4級が初心者向きです。2級以上は実務経験者向けの内容であり、大学レベルの統計学の知識を要します。
 
公式テキストの他、市販の試験用テキストも多数販売されており、独学でも勉強しやすいでしょう。統計の知見がない場合は、初心者向けの統計学の教材を使って基礎を学ぶと、テキストの内容理解が進みます。

試験日 年2回
受験者数 1,863人(2021年11月、PBT方式受験者数)
合格率 1級 24.0%〜25.8%(2021年11月)
重要度 ★★★
公式サイト http://www.toukei-kentei.jp/
 
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)
「Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)」は、Googleアナリティクスの知識や活用方法を学べる資格です。Googleアナリティクス上のデータの読み取りやレポートの使い方を習得できます。受験は無料で、不合格でも7日以降に再受験できるので気軽にチャレンジできるでしょう。
 
Webサイトやメディア運営においてGoogleアナリティクスは必須のツールであり、使いこなせるとアクセス改善や業務効率化にもつながります。Webサイトの運営者をはじめWebマーケティング担当者としてスキルアップしたい方にもおすすめです。

試験日 随時
受験者数
合格率
重要度 ★★★
公式サイト https://support.google.com/google-ads/answer/6089738?hl=ja
 

【Web広告】

 
効果的なWeb広告について学習することは、売上や業績に貢献できビジネスの成長を後押しします。Googleをはじめ、Facebookなどを運営するMetaのマーケティング資格は、取得を通して広告マーケティングを効率よく学ぶことが可能です。ここでは、Web広告に関する知識やスキルを習得できる資格を紹介します。

Google広告認定資格(旧Google AdWords認定資格)
「Google広告認定資格(旧Google AdWords認定資格)」は、Google広告の基礎知識を持ち、実務に活かせることを証明する資格です。Google広告について理解を深め、ネット広告を活用したサービス改善を目指すマーケティング担当者や、広告宣伝業務に取り組む方におすすめです。
 
現在は、Google広告の検索広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告、Google広告アプリ、広告測定認定資格という種類に分かれています。「Googleアナリティクス個人認定資格」と同じように、Googleのプログラムを受講した後理解度テストを受けます。試験に合格すると、オンラインビジネスに必須であるGoogle広告のエキスパートとしての認証が得られます。

試験日 随時
受験者数
合格率
重要度 ★★★
公式サイト https://support.google.com/google-ads/answer/9702955?hl=ja
 
Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト(旧Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイト)
「Meta認定デジタルマーケティングアソシエイト(旧Facebook認定デジタルマーケティングアソシエイト)」は、Metaが運営する認定資格の1つです。FacebookやInstagram、Messengerなど、Metaが手掛けるサービスの広告知識を習得できます。
 
Meta Blueprintという公式ラーニングツールを利用して、無料で学習した後、資格を取得できます。難易度としては入門レベルですが、日本語に対応していないコースもあるので注意が必要です。アソシエイト以外にも、さまざまなエキスパート認定を用意しています。

試験日 随時(オンラインまたはテストセンター)
受験者数
合格率
重要度 ★★
公式サイト https://www.facebook.com/business/learn/certification
 
Webアナリスト検定
「Webアナリスト検定」は、デジタルマーケティングの基礎や分析ツールの読み取り方などを総合的に学べる検定資格です。Googleアナリティクスを使ったユーザー集客やコンバージョンの分析ポイントを理解し、Web改善につなげる手法を習得できます。
 
1日5時間の講座を通して、分析手順や問題発見、深堀りに必要なレポート作成、具体的な考え方など、受講後すぐに現場で活用できる知識を体系的に学べます。Googleアナリティクスの作業画面を講師が実際に使って解説を行うので、分析ツールに馴染みがない場合でも手順をイメージできるでしょう。
 
デジタルマーケティングにおけるリサーチや課題解決方法を実践的に身につけたい方に向いています。

試験日 月1回〜
受験者数
合格率 約8割
重要度 ★★★
公式サイト https://www.jwa-org.jp/webanalyst/
 

【編集・ライティング】

 
編集やライティングに関する資格は、Webマーケティングに直結しており、実際の業務ですぐ使える知識やスキルを習得したい場合におすすめです。ここでは、集客を目的とした記事の編集や、SEO(検索エンジン最適化)記事のライティングに役立つ資格を紹介します。

Webライティング能力検定
「Webライティング能力検定」は、Webマーケティングで重要な集客用のライティングや、ネット検索で書かせないSEOスキルを習得できる資格です。正しい日本語の扱い方からコピーライティング、法律や倫理といった炎上対策まで幅広い知識を習得できます。
 
3級から1級まで3段階に分かれていますが、問題は共通で獲得点数によって級が決まります。2級と3級は初心者に適したレベルです。選択問題に加えてミニ論文の記述問題があり、200〜300字ほどの文章課題を解きます。
 
コピーライティングが必要な広報担当者や、マーケティング関連のSEO担当者に向いています。

試験日 年2〜3回
受験者数 累計2,400人以上
合格率 1級25〜30%
重要度 ★★
公式サイト https://www.marke.jp/
 
SEO検定
「SEO検定」は、SEOスキルや知識を客観的に証明する資格です。SEOに関して実務でも応用できる内容を過不足なく網羅しているため、身につけた知識は自社サイトやメディアの運営に活かせるでしょう。
 
4級から1級まで4つのレベルがあり、4級では基礎を学べます。3級はキーワード設定やサイト内部の改善技術、2級はコンテンツSEOとソーシャルメディアの活用方法までを網羅しており、実践的なスキルや知識の習得を目指せます。1級になると、モバイルSEOの技術も含まれます。
 
企業サイトのSEO担当者や、Webマーケティングの知識を包括的に習得したい方におすすめです。

試験日 年1回〜(会場により異なる)
受験者数
合格率
重要度 ★★★
公式サイト https://www.ajsa.or.jp/kentei/seo/
 

【経営】

経営とマーケティングは深く関係しており、経営関連の資格はマーケティングにも役立つ可能性が高いでしょう。資格取得を通して身につけた知識により、企業の中核的な業務や部署に関わるポジションを目指せる可能性もあります。経営に関するおすすめの資格を紹介します。

中小企業診断士
「中小企業診断士」は、マーケティングに関する唯一の国家資格です。企業の成長戦略や経営計画に対するアドバイス、企業と行政・金融機関の仲介、経営環境の変化を踏まえた支援など、幅広い対応が求められます。コンサルティング関連の資格という色合いが強いものの、マーケティングのスキルも必要です。
 
1次試験と2次試験に合格した後、実務補習と実務従事を受けることで認定されます。実務補修と実務従事は、5日間または15日間参加する必要がありますが、土日中心のため社会人でも問題ないでしょう。
 
有資格者の活躍の幅が広いことから、ビジネスパーソンに人気ですが、難易度は高めなので、勉強時間をしっかり確保して準備しましょう。

試験日 年1回
受験者数 9,190人(2021年度)
合格率 1次試験:36.4%、2次試験:18.3%%(2021年度)
重要度 ★★★
公式サイト https://www.j-smeca.jp/index.html
 
MBA(経営学修士)
「MBA(Master of Business Administration、経営学修士)」は、日本語で経営学修士や経営管理修士などと呼ばれる学位のことです。基本的には経営学の大学院修士課程を修了することで授与されます。慶應大学大学院をはじめ、全国の国公立・私立大学院でMBAコースもが開講されています。
 
近年は国内外でビジネスパーソンを中心にMBAに対する人気が高まっており、MBA取得を目的としたビジネススクールも増加傾向です。一定期間授業やディスカッションなどに参加しながら、マーケティングと経営両方のスキルを身に付けられます。将来的に起業を考えている方や、コンサルティングや経営に関する職種を目指している方に適した資格です。
 
試験日 年1回(大学・スクールによる)
受験者数
合格率
重要度 ★★
公式サイト
 

まとめ

マーケティング職には必須の資格はありませんが、未経験からの転職やスキルアップに役立つ資格は多数あります。マーケティング業務に役立つ資格は、学習内容や特徴が異なるため、勉強時間やお金も考慮して必用な資格を見極めることが大切です。紹介した資格一覧を参考に、将来目指す方向や深めたい専門性に関係する資格取得を目指しましょう。
 
弊社ヘイズ・ジャパンでは、希望条件で転職するための支援や相談を受け付けています。マーケティングに関する専門職の求人を多数扱っており、外資系企業の求人や参考年収も求人一覧にてご覧いただけます。お気軽にご利用ください。
 
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