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2020年に転職を成功させる10の秘訣とは

 外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:リチャード・アードリー、以下ヘイズ)はこの度、2020年に転職を成功させるための10のアドバイスを発表しました。

 2020年に転職を成功させる10の秘訣

1. データを扱えるようになる

データの収集と活用によって、十分な情報をもとにビジネスの意思決定や戦略策定を行うことは、もはやあらゆる業界で常識化し、財務計、ホスピタリティ、人事といった従来、比較的デジタルとは無縁だった分野でも、時代に遅れないようデジタル変革を加速しつつあります。オペレーションからファイナンスやマーケティングまで、ますます多くの企業が顧客行動に目を向けてユーザーエクスペリエンスの強化を図るようになり、データは企業のあらゆる局面を左右するようになっています。企業は洞察の伴わないデータに価値はないことを理解しており、業界や職種を問わず、採用にあたってはデータを解釈し、視覚化することで、即座に実行可能な洞察を得る能力を問うようになっています。どのような役割を果たすにせよ、データ関連の知識を高め、自分の専門分野で運用できるようにスキルアップを図ることが重要です。

2. プロジェクト管理の資格を取得する

デジタル関連の知識と併せて、あらゆる業界で最も需要の高いスキルの1つがプロジェクト管理です。アジアでますます変化のスピードが速まっていることを考えれば、今後もこの状況は続くと考えられます。企業や組織はグローバルな課題に取り組む必要があり、一貫してビジネス目標や消費者のニーズを見据えながらも、社内外の脅威に遅滞なく対処して行かなければなりません。これを効果的に行うために、プロジェクトマネージャーはリソースを慎重に管理し、系統的に対応し、即座に成果が出せるようにする必要があります。PMP(プロジェクト管理プロフェッショナル)やPMI-ACP(PMIアジャイル認定実務者)、CSM(スクラムマスター認定)などの資格があれば、今後更に不確実要素が高まる世界的状況下にあっても、転職の際に確実に門戸を切り拓くことができるはずです。

3. 契約社員を検討してみる

世界経済の減速や貿易を巡る各国間の緊張から守りに入る企業もあり、人材の採用に慎重になり、採用コストの削減を図る企業も出始めています。さらに、デジタル化やビジネス変革が急速に進むことによって、特定の分野で経験を積み、臨機応変な対応ができる専門家の需要も高まっています。このため、アジアのほとんどの大都市で派遣・契約社員の求人が大量に見られ、報酬や福利厚生面でも正社員と同等の待遇が与えられるようになっています。派遣・契約社員としての雇用も受け入れる姿勢があれば、ワークライフバランスの改善や高い給与、異なる業界を通じて多様な仕事や有名企業の仕事に就けること、仕事上のネットワークを短期間で拡大できるなど、正社員にはないさまざまなメリットが見つかる可能性があります。

4. ソフトスキルを磨く

自動化や人工知能(AI)は職場のさまざまな場面に影響を及ぼし続け、人手による作業や単純な繰り返し作業は順次、切り替えられるようになっています。その一方で、ソフトスキルは自動化や外部委託がはるかに困難で、ステークホルダーのマネジメントやコミュニケーションスキル、チームワーク、適応力、クリエイティブな思考など、優れたソフトスキルがもたらすさまざまなメリットはこれまで以上に求められるようになっています。また、貿易をめぐる世界的な緊張や事業再編が進んでいることで、地域や部門の枠を超えたスキルが求められるようになり、データアナリティクスのような“ハード”スキルにおいても、技術を専門としないステークホルダーに複雑な専門データをわかりやすく伝えることのできる言語能力が求められるようになっています。将来にも通用するキャリアを築く上で、ソフトスキルの習得はかつてないほど重要視されるようになっていると言えます。

5. 履歴書や職務経歴書をアルゴリズムに対応して最適化する

近年、企業の人事部門にはさまざまなテクノロジーが導入されるようになっています。一般的にATS(採用管理システム)と呼ばれる自動機械学習アルゴリズムもその1つで、このシステムを導入することで、企業は採用に至るまでの期間を大幅に短縮することができます。ATSで重要になるのがCVパーシングというソフトウェアです。このソフトウェアはあらかじめCV(履歴書や職務経歴書)から自動的に読み取ったデータで、応募者のスキルや経験、学歴、役職までを解析します。最終選考に残る可能性を高めるためにCVを最適化することが不可欠になります。戦略的に適切なキーワードをふんだんに盛り込む必要があり、従来の定型ではなく、解析アルゴリズムに最適化したCVフォーマットを忠実に守る必要があります。

6. 業界の最新情報を常に把握しておく

仕事の世界では、ありとあらゆる場で大変革が起こり続けています。求職者も、現在、企業で働いている人も、自分で時間を割いて常に意味のある存在であり続けなければなりません。しかし変化は恐れるだけでなく、新たなチャンスととらえることもできます。ただし、そうしたチャンスを活かすには、これまで以上に積極的に学習し、適応力を高めていく必要があります。レポートやニュース記事を読んだり、ネットワーキングの場やセミナー、オンラインディスカッションに参加することで、最新のトレンドや変化を把握し、不足している知識を埋めるように努めなければなりません。手始めにヘイズのインサイドストーリーを読むのもおすすめです。毎月発行しているヘイズのインサイドストーリーでは、アジア全体を通じてさまざまな業界における採用動向を詳しく解説しています。

7. 職場以外でスキルアップを図る

多くの企業が従業員に対してオンザジョブ(OJT)だけでなく正式な資格取得の機会も提供しているとはいえ、スキルに磨きをかけ、専門分野における幅広い能力を習得するためには、やはり個人の努力が求められます。アジアではバイリンガルやトリリンガルの人材が強く求められており、中でも中国や香港、日本ではこうした人材が引く手あまたであることを考えれば、新たな言語の学習もその1つとして挙げられます。流暢に操れる言語がもう1つ増えると、海外での新たなチャンスが広がるだけでなく、より一層需要が高いスペシャリストとして給与アップにもつながります。その他のスキルアップとしては、メンターシッププログラム(指導する側とされる側の両方)への参画や、特定業界向けのウェビナーやポッドキャストをフォローすることも挙げられます。

8. 自分のブランドを構築する

コスト効率を高めるために、企業は新たな人材の採用の際により慎重に選考を進めるようになっており、履歴書や職務経歴書、あるいは面接の際にいかに自分の差別化を図るかが重要になります。例えば、大学卒業時、成績優秀者の表彰を受けたり、過去に顧客存続率をアップさせたり、リーダーとしてプロジェクトを成功させたりといった経験はないでしょうか? 役立ちそうな実例やデータをすぐに取り出せるよう、用意できているでしょうか? オンライン上で個人的にブランドを構築することも、自分の能力を際立たせるうえで強力に役立ちます。たとえば、ソーシャルメディア上のフットプリントは、コミュニケーション力や創造力、プロフェッショナルとしての振る舞いなど、自分のソフトスキル能力の高さを証明してくれる道具にもなります。オンライン上で自分自身のブランドを構築する方法については、こちらを参考にできます。

9. 自分のネットワークを活かす

現在、転職活動を行っているかどうかに関わらず、まず、今年はリクルーターに連絡したり、求人サイトを検索したりすることから始めてみましょう。また、LinkedInなどのソーシャルメディアを使ってこれまでの人脈や関連の業界団体、大学の同窓生などとの連絡を絶やさないようにしましょう。関連業界のカンファレンスに参加するなどして人脈を広げることも大切です。自分の評判を高め、信頼関係を築くことで、新たなチャンスが切り拓かれる可能性があります。たとえ積極的に転職先を探していなくても、直接会って作り上げたネットワークや個人的なコミュニケーションスキルからは非常に多くの利点が得られる可能性があり、そうしたスキルは実践によってしか身に付かないものです。

10. 応募の結果を辛抱強く待つ

世界的な先行き不透明感やコスト削減ムードが高まり、以前に比べて採用決定までのプロセスに時間がかかるようになっています。さらに、アジアでは人材不足の状態が続いていることや高齢化の進行が市場に大きな影響を及ぼしています。こうした事態に対応するために、企業側は意図的に時間をかけて最適な人材を探す傾向にあり、求職者としては応募の結果をこれまで以上に辛抱強く待つ必要があります。面接まで進んだ場合、礼儀として面接後にお礼のメッセージを送ることはお勧めですが、その後はあつかましい、あるいは必死すぎると受け取られないよう、先方から連絡があるまでそれ以上のやり取りを始めようとしない方が賢明かもしれません。

2020年はデジタル・イノベーション、ビジネス変革、世界経済の減速などの市場環境がもたらす大きな変化の1つとして、アジアではあらゆる業界や職種を通じて採用が決定するまでに時間がかかるようになり、企業はコスト効率を一層重視することが予想されます。求職者は、自分には「採用する価値」があることを証明し、最適な人材であることを示す必要があります。さらに、オフィス内外で戦略的にスキルアップして応募書類の段階で最大限に差別化が図れるようにしておくこと、自分の個人的なブランド価値を構築すること、さらに柔軟性やネットワーキング、コミュニケーション能力といったソフトスキルを磨くことが求められます。

2020年の転職動向について、ヘイズ・ジャパンのマネージング・ディレクター、リチャード・アードリーは次のように述べています。「デジタル変革が急速に進むことによって、転職を希望する人たちには自分の現在のスキルセットや有用性に加え、今後のスキルアップの可能性について、これまで以上にシビアに見つめ直すことが求められます。雇用する企業は当然、データ分析のようないわゆる『ハード』スキルを重視すると思われますが、問題解決能力やステークホルダー管理のようなソフトスキルの重要性も急速に高まっています。またアジアの多くの企業が、必要性の高いハードスキルやソフトスキルをもたらす人材として、派遣社員や契約社員の活用を検討し始めており、柔軟な採用形態は今後も拡大し続けると考えられます。」

転職に関するアドバイスや業界の最新情報については、ヘイズのキャリアアドバイスのページをご参照ください。

ヘイズは、専門性の高いプロフェッショナルを対象に人材紹介サービスを提供しているリクルートメントのグローバル・エキスパートです。


以上


へイズについて
ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2019年6月30日現在、世界33カ国と地域*、265 の拠点(総従業員11,500人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。(*日本、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、中国、チェコ共和国、デンマーク、フランス、ドイツ、香港、ハンガリー、インド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、マレーシア、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、イギリス、アメリカ)

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について
ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、3つの国内拠点(日本本社、大阪支店、横浜支店)を有する外資系人材紹介会社です。17の専門分野(経理・財務、金融、ファイナンステクノロジー、デジタルテクノロジー、マーケティング・デジタル、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、オフィスプロフェッショナル、不動産、セールス・マーケティング、サプライチェーン、マニュファクチャリング)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。