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面接が不調に終わった時にすべきこと

面接が不調に終わった時にすべきこと

 

あなたは面接での最高のパフォーマンスとはどんなものか分かっていながら、今回はうまくいきませんでした。面接前に入念な準備をしていたにもかかわらず、自分が言いたいことを上手く伝えられませんでした。不安でどうにも落ち着かず、質問された時に頭が真っ白になり、面接官と信頼関係を築こうと苦心しました。自分の最善の努力がすべて無駄になったように感じているあなたは、面接が不調に終わったことですっかり自信を無くしてしまいました。しかしご安心ください、まだ望みはあります。

無論、面接が思ったほど悪くない結果となる可能性も常にあります。しかし、たとえ不調に終わった場合でも、以下のアドバイスに従えばその状況を打開することが、あるいは少なくとも最大限に利用することができるでしょう:

面接中の心境をありのまま書き留める

皆さんの頭の中は面接で上手くいかなかったと思われる場面のことでいっぱいのはずです。これは現時点でもっとも効果的な行為と思えないかもしれませんが、記憶が鮮明なうちに不調に終わった面接を初めから終わりまでありのままに書き留めるようにしてください。こうすることで、先の面接に関する様々な思いや感情を吐き出し、面接の様子をより明確に思い出すことができます。

どんな失敗をしたか?

洗いざらい書き留めたことで、面接中にどんな失敗をしたかより明確に思い出せるようになったことでしょう。ここでは正直に答えるよう努めてください。例えば、最後に尋ねる質問の準備を忘れてしまいましたか?まとまりのない回答をしてしまいましたか?うっかり前職の悪口を言ってしまいましたか?

もう1つ重要なのは、それらの失敗をしたと思われる理由を考えることです。例えば、面接官からされる質問のことばかり気になって、面接官に尋ねる質問の準備を忘れてしまったかもしれません。あるいは、転職を希望する理由を不意に尋ねられて、前職の悪口を言ってしまったかもしれません。どんなものであれ、次の面接で同じ目に合わないようどんな失敗をしたか確認することが重要です。

面接官はあまり友好的でなかった

失敗を1つ1つ思い返して、面接官ならどうしたか考えてみましょう。面接官も普通の人間です。笑顔を見せたり皆さんの回答の合間にコメントしたりすることなく矢継ぎ早に質問をするなど、面接官も無意識のうちに敵対的な印象を与えていたのかもしれません。あるいは、面接官がボディランゲージを見せなかったことで皆さんは緊張し集中力を失っていたのかもしれません。理想的ではありませんが、難がある面接官に将来また遭遇するかもしれません。ですから、そうしたタイプの面接官と対処する方法をここで学んでおいて、いざ遭遇した時に慌てふためくことがないようにする必要があります。

不調に終わった面接についてよりはっきり思い出したら、次はリクルーターに電話することをお勧めします。リクルーターは面接の様子を伝える皆さんからの電話を待っていますので、面接をしたその日のうちに連絡をする必要があります。

リクルーターに専門的かつバランスの取れたフィードバックをする

リクルーターへの報告では、面接は思ったように上手くいかなかった気がすると最初から話すようにしてください。面接の出来に関するフィードバックでは正直に語るだけでなく、消極的すぎる物言いをしない、あるいは自己認識が自虐にならないようにすることが重要です。また、その面接で学んだ教訓を強調するようにしてください。

好ましくないフィードバック例:

  • 「まったく酷い面接で、目茶苦茶な回答をしてしまった質問もありました。あのような質問をされるのは予想外でしたので、長々と支離滅裂な話をしてしまいました」

好ましいフィードバック例:

  • 「面接ではまったく予想外の質問がありました。これまでの面接ではそうした質問をされたことがなかったため、まとまりのない回答になってしまいました。またそういう状況になった時は何回か深呼吸をし、数秒の間を取りながら回答を考えるようにします」

先に述べたように、面接官の言動についてリクルーターへフィードバックする際は、消極的な物言いを避けながら専門的かつバランスの取れたフィードバックに努めることが重要です。

好ましくないフィードバック例:

  • 「面接官は不愛想で冷たい感じがしました。矢継ぎ早に質問をしてきて、私と信頼関係を築こうという姿勢も質問の合間にコメントしてくることもありませんでした」

好ましいフィードバック例:

  • 「面接官は高いプロ意識と体系的な面接テクニックの持ち主でしたが、矢継ぎ早に質問をしてくる傾向にあり、質問の合間の会話もありませんでした。そのため、面接官との信頼関係構築には少々苦戦しました」

これらを踏まえもう1度言っておきたいのは、「面接官と再度お会いして、自分の適性をアピールさせていただきたい」とリクルーターに伝える価値があるということです(皆さんにその意思がある場合に限りますが)。こうした発言は皆さんの自発性や決意を示すうえで有効です。そして、リクルーターは皆さんに代わってその発言をクライアントに伝えて先方の反応を見ることができます。

リクルーターのフィードバックを受け入れる

面接の様子をフィードバックしたリクルーターからのコメントは耳を傾ける価値があります。リクルーターは面接を控えた候補者に対するコーチングやクライアントからのフィードバック収集に関する豊富な経験を持っており、皆さんにも何らかのアドバイスをしてくれるでしょう。

さらに、リクルーターはクライアントからのフィードバックをもらっている可能性もあるため、そのアドバイスは真摯に受け止めてください。クライアントから皆さんのミス(皆さんが気付いていなかったものも含めて)を指摘されていてもうろたえることなく、それらのミスにつながったと思われる理由と今後の回避策をリクルーターに説明してください。これにより、自己認識と率直さという皆さんにとって重要となる2つの特質をリクルーター、ひいては面接官にアピールすることができます。肯定的なフィードバックは書き留めておき、自分を卑下することがないようにしてください。面接官は非の打ち所がない人物を求めているわけではなく、皆さんの長所が悪気のないミスを打ち消してくれるでしょう。

拙速な判断をせず転職活動を続ける

面接のフィードバックを受けた後は、次のステージに関する連絡が来るまで特に進展はありません。こうした時期は精神的に辛いものですが、冷静さや前向きな気持ちを失ってある種の落とし穴にはまらないようにすることが重要です。

まず、面接官への直接またはSNS経由でのコンタクトは厳禁です。これは無遠慮で図々しい行為と受け止められるおそれがあります。その代わり、リクルーター経由で面接官に御礼のメールを送りましょう。メールでは自分のミスを大袈裟に振り返ったり過剰な謝罪をしたりせず、応募ポジションに対する関心と面接に時間を割いてくれたことの感謝を重ねて伝えるよう心がけてください。そして、後のことはリクルーターに任せましょう。

次に、結果待ちの状態で転職活動を止めてはなりません。面接が不調に終わったら、充電期間を設けてリフレッシュしましょう。面接とは心身を消耗させるものです。自分を元気づけてくれる家族や友人と過ごしてリラックスし、心身の充電が終わったら新たな求人を求めて転職活動を再開してください。

先に述べたように、面接が不調に終わったからといって自信を失うことはありません。最善の展開は、面接官が理解力に優れた人物で、皆さんの前向きな姿勢は面接でのミスを補って余りあると評価してくれることです。一方、最悪の展開は不合格となってしまうことですが、その時は今回の出来事を糧として今後に向けて面接テクニックのブラッシュアップに努めてください。この状況から可能な限りのことを学び、企業に対してアピールすべきことすべてを頭に入れておけば、今後の面接でより良い結果を出せることは間違いありません。

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ジェーン・マクニール

ディレクター

マクニールは、エディンバラ大学で心理学の修士号を取得、1987年の卒業後はヘイズのロンドン本社に研修員として就任。会計・金融産業のリクルーターとして、11年に渡りロンドンの銀行・金融企業向けの正社員上級職の紹介に従事しました。この間に管理職へと早期の昇進を果たし、景気後退に陥ったロンドン・シティのビジネスを目覚しい業績回復に導くと、1992年にはディレクターに就任。

2001年には、オーストラリア西部のパースに移り、現地の拠点を15名から250名の規模に拡大、銀行・金融産業へのリクルーティング部門を立ち上げ、マネジメントに携わりました。

2007年には、ヘイズ・オーストラリア&ニュージーランドのマネジメント・ボードに就任。現在はシドニーに拠点を置き、ニュー・サウス・ウェールズ州と西オーストラリア州を統括しています。

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