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新しい仕事のスタート前に休暇を勧める4つの理由

新しい仕事のスタート前に休暇を勧める4つの理由

 

あなたは、夢にまでみた仕事を手に入れました。給料や福利厚生、役職など、譲れない条件についても交渉が上手くいき、期待通りの成果です。しかし、入社日についてもこれらと同様に真剣に考え、交渉しましたか?

皆さんには、ぜひ新しい会社のスタート日についても真剣に考えて条件交渉をすることを強くお勧めします。新しい仕事を始める前に、数週間、少なくとも数日間は休暇を取っておくことで、皆さんが思っている以上に大きくプラスに働くことがあるからです。

1. 新しい仕事に向けて気持ちを切り替え、リセット出来る

人間は新しい仕事に気持ちを切り替えるとき、実は心や脳を酷使しがちなものです。素早い切り替えが求められるときは、なおさらその傾向が強まります。しかし、転職という人生の大きな転機にあたり、新しい仕事のスタート前に休息を取れば、十分に時間をかけて心と体の準備することが出来るのです。

また、何の区切りも置かずに次の仕事に移行してしまうと、フレッシュな気持ちで新しい仕事を始めることがなかなか出来ません。しかし、転職のタイミングで休息を取ることで、過去の生活に区切りをつけることが出来、これによって自分自身と新しい仕事に気持ちを集中させ、自分らしく最高のパフォーマンスを発揮する準備が整うのです。

2. 休暇を予定することで、楽しみが生まれる

退職前は、最終出勤日直前まで締め切りに追われる仕事を片付けながら、後任に引継ぎを行ったりと慌ただしい数週間を過ごしたことでしょう。こうした生活は、時に精神的な負担となる場合があります。「そうは思うまい」と心掛けていても、その時点ですでに心の中では逃げ出したいと感じ始めているかもしれません。

そんな時に、「まもなく数日間休みが取れる。ゆっくりリフレッシュ出来る。好きなことをしよう」と思えば、心の中に楽しみが生まれます。そうすれば退職直前の忙しい数日間も、飛ぶように過ぎていくことでしょう。

3. 休息は新しい仕事の生産性向上に寄与する

スタンフォード大学のジョン・ペンカベル教授は2014年、過重労働は生産性低下につながる可能性があるとの研究結果を発表しました。さらにウィーン大学が行った研究では、休暇を取得すると睡眠の質や精神状態が改善し、仕事に復帰した後最大5週間は、身体的な不調の訴えが減少することが判明しました。

上記の例からも分かるように、新しい仕事の開始前に休息を取ることが、新しい環境に素早く順応し、生産的かつ前向きなスタートを切ることに繋がると証明されているのです。

4. 新しい仕事で好スタートを切るためにも休息は必要

ある研究では、休日に「リラックス出来た」、「非常にリラックス出来た」と回答した人々は、休暇終了後も幸福感が持続する傾向が見られました。旅行から帰った後、最大で8週間も幸福感が継続した例も紹介されています。

初日はぜひ笑顔で出勤し、ワクワクして仕事に就き、難しい課題に直面しても勇敢に立ち向かう心の準備をしておきたいものです。そのためにも、きちんと休暇を取れるように手配しましょう。

転職時のリセットを成功させる3つのポイント

転職前に取得した休暇を楽しむには、遠く離れた土地へ旅立つ必要はありません。短期間近場に旅行したり、自宅でゆっくりするだけでも、英気を養いリフレッシュするには十分です。

休暇を最大限に楽しむためのポイントを以下にご案内しますので、ご参考に活用して下さい。

  1. リラックスして十分な休息を 休暇中は、ストレス解消に効果的な活動をしてみましょう。マッサージを受ける、自転車を使って長旅をしてみる、普段なら読み終えることが出来ないような本に挑戦してみる、など、思いつくことなら何でも良いのです。 のんびり散歩をしたり、家族に会いに行っても良いでしょう。また、いつもより遅い時間までぐっすり眠ることもお勧めです。リラックスの方法は十人十色でしょうから、あなた自身が貴重な休暇の間に、仕事から解放されゆっくりと過ごせる方法で楽しんで下さい。気が向かないことをする必要はありませんし、しないことに後ろめたさを感じる必要もありません。気負って楽しもうとする必要もありません。あなた自身の時間です。あなたがその使い方を決めましょう。

  1. 友人や家族など大切な人たちと過ごす時間を 新しい仕事がスタートして数週間は忙しい時期が続くでしょう。親しい人たちや大切な人たちと過ごす時間が十分に取れなくなる可能性もあります。こうしたことを考えても、次の仕事に移るまでの間に休暇を取得して、大切な人たちと交流しておくことは意味のあることです。一緒に旅行などに行った際は写真や動画は沢山撮影しておきましょう。後にそれらを見て、素晴らしい時間を過ごしたことを思い出すことが出来ます。写真を印刷して、机の上に飾っておいても良いでしょう。

 

  1. 新しい仕事の準備をする 休暇中に、新しい会社や上司にどのような印象を与えたいかを考えたり、それを成功させるための「アクションプラン」を作ってみるのもお勧めです。新しい仕事に馴染むために心の準備をしても良いでしょう。通勤経路は確認しましたか?また、実際に職場まで足を延ばしてみましたか?仕事が始まれば、再び忙しい日々が戻ってくるでしょう。その前に、新しい職場に相応しい服を買ったり、生活の中のこまごまとした雑事を片付けておいても良いかもしれません。新しい上司にメールを送って、入社を楽しみにしていることを伝えても良いでしょう。新しい仕事を成功させるためのスキルや経験はすでにお持ちであると思いますが、もし次の業界がこれまでに経験のない分野だったり、未経験の業務に対応しなければならないのならば、事前のリサーチや準備に少しでも時間を使っておくことをお勧めします。新しい会社や上司、同僚について調べたり、業界の最新ニュースやトレンドにキャッチアップしておけば良いでしょう。

今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひリラックスした休暇を過ごし、新しい仕事に向かって気持ちを切り替えて下さい。十分な準備が出来ていれば、自信を持って新しい職場の人たちと交流することが出来るようになります。

生産的で有意義な時間は、新たなスタートの成功につながる

入社日について交渉する時は、退社日から入社の日までにせめて数日間の休暇を取れるように交渉しましょう。そして、この数日間の休暇で、集中力を回復させるのです。「新しい職場の上司や同僚に、『やる気がない』と思われるのでは」などと、心配する必要はありません。それは全くの杞憂です。キャリアに一区切りをつけ、新しい一歩を踏み出そうとしている時に、一定の時間が必要であることは、あなたの新しい上司もきっと分かっているはずです。

 

 

トラビス・オルーク

ヘイズ・カナダ/プレジデント

トラビス・オルークは、カナダの人材派遣業界で様々なリーダーシップを発揮した後、9年前にヘイズに就任。トラビスは、ヘイズの人材ソリューション・アウトソース事業を立ち上げ、カナダ国内の派遣・契約部門の構築に重要な役割を果たした。ヘイズに入社した当初はテクノロジーの分野に精通していましたが、現在では金融サービス、エネルギー、鉱業、製造業、小売業、公共部門などの顧客に人材ソリューションを提供するための幅広いクロスファンクショナルな知識を身につけている。