パンくずリスト

MCFC promo box

ヘイズとマンチェスターシティ


パートナーシップについて
 

ビデオインタビュー

ヘイズ・グループのチーフ・マーケティング・オフィサー、ショルトー・ダグラス・ホームがパートナシップの契約について語る


Preparing your career goals


Lessons on international expansion

新規市場への進出はどのような組織にとっても非常に大きな節目


Make your move

マンチェスター・シティの4人の選手が移籍について


International Mobility - 4 lessons from Manchester City and New York City FC

マンチェスター・シティとニューヨークシティFC、提携クラブ間の移籍から学ぶ4つの知恵 


Engage your stakeholders

マンチェスターシティのように、企業がファン(お客様)と効果的に関わるための4つの方法


Equip staff for elite performance the Manchester City way

成功を育む勝利の環境作りに向けたりソース文化とは?


4 communication lessons to take from the pitch to the workplace

サッカーのピッチから職場に応用できる教訓にはどのようなものがあるのでしょう?

マンチェスターシティとニューヨークシティFC、提携クラブ間の移籍から学ぶ4つの知恵

マンチェスターシティとニューヨークシティFC、提携クラブ間の移籍から学ぶ4つの知恵

マンチェスターシティとニューヨークシティFCの公式リクルートメントパートナーであるヘイズは、グローバルな人材の異動によって社員の質の向上を図る企業が参考にすべき事例として、提携関係にあるこの2つのクラブの間でのいくつかの人材の動きに着目しています。 

パトリック・ヴィエラは17年間に渡って選手として活躍し、3カ国で6チームに所属してきました。2011年、マンチェスターシティを最後に現役生活を引退すると、そのままクラブに留まってコーチとしてトレーニングや若手の育成に携わり、やがてリザーブチームElite Development Squad (EDS)の監督に就任します。

そして今年、姉妹チームであるニューヨークシティFCのヘッドコーチに指名され、マンチェスターのスタッフをサポートチームとしてニューヨークに連れてきました。

マンチェスターからニューヨークへの移籍はヴィエラ率いるチームが初めてではありません。ニューヨークシティFCのMLS参入1年目、シェイ・フェイシーとアンジェリーノの2人の選手がマンチェスターシティのEDSアカデミーからレンタル移籍しています。ピッチの外でも同様に、広報、セールス、マーケティングとあらゆる分野のスタッフが海外移籍のチャンスをつかんでいます。

こうした動きは、スポーツ以外の分野でも増加しています。PWCの最新の調査によれば、海外への転勤を命じられるプロフェッショナルは2020年には今の2倍の数になると予測されています。企業にとって特定の業務や特定の地域、あるいは特定のプロジェクトのためのスキル強化は極めて重要であり、そうしたニーズが人材の動きを大きく変えようとしているのです。複数の国にまたがって事業を展開する企業がこうしたグローバルな人材の移動によって得られる大きなメリットとして、以下の4つを挙げることができます。 

1. 適材適所‐優れた人材の有効活用

ヘイズ・グローバルスキルインデックスで明らかになっているように、現在、世界の主要経済国の多くが深刻なスキル不足に直面しています。つまり、多くの企業は必要な人材を得るために、自国以外に目を向けなければならないということです。幸いなことに、プロサッカー界同様、今では世界中の人材にアクセスできるようになり、働く側の流動性も高まっているため、国外の人材の確保を可能にしています。

ヘイズでアトラクションおよびモビリティ担当責任者を務めるイソベル・ハンナン(Isobel Hannan)は、「世界的な人材不足はさまざまな業界や分野に及んでおり、企業にとってグローバルな人材プールに目を向けることがますます重要になっています」と指摘し、次のように述べています。

「これはどちらにとっても好ましい状況だと言えます。従業員はより幅広いチャンスが得られるようになり、多くの場合、海外経験を積むことはキャリアアップにもつながります。企業の側からしても、国内では得難い重要な専門的知識が得られることも含めて、計り知れないメリットがあります。」

2. 知識の交流

人材をグローバルに移動させることで、企業は専門的なノウハウや知識を異なる地域のオフィス間でやり取りできるというメリットがあります。ヴィエラのニューヨークシティFCへの移籍もその好例だと言えるでしょう。何と言ってもニューヨークシティFCは2013年に設立されたばかりのクラブです。マンチェスターでさまざまな経験を積んでいることや、ニューヨークシティFCがシティフットボールファミリーの一員であることによって、ヴィエラはクラブの基本理念を浸透させることのできるユニークな立場にあるのです。

かつてニューヨークシティFCの社長を務め、現在シティフットボールグループのチーフコマーシャルオフィサーであるトム・グリック(Tom Glick)は次のように述べています。「パトリックはマンチェスター、そして今はニューヨークにあって、シティフットボールグループにとって非常に重要な存在であり続けています。彼は我々のグループがどのような基本理念に牽引されているのかを理解しているだけでなく、グループの全てのクラブが本当に地元に根付いたしっかりとしたアイデンティティを確立させて、ファンとの強固な関係を築くことの重要性も理解しています。」企業も同様に、一線級の人材を海外に移籍させ、新たな地でそれぞれがもたらす専門知識が歓迎されるようにすれば、大きなメリットを享受できます。

多くの企業にとっても、若手社員を海外に派遣することは利益につながります。海外オフィスへの転勤の機会を提供することで、より総合的な見地から企業運営を身に付けることができるのです。

3. 多様性の拡大

マンチェスターシティのようにグローバルなネットワークを持つ組織であれば、企業経営にも当然、そうした多様性を反映したいと考えるようになり、そうすることで多様なニーズにも応えられるようになります。より多様性を備えたチームを持つことで、さまざまな面でメリットが得られる態勢が整います。

ヘイズのアジア担当マネージング・ディレクター、クリスティーン・ライトは、「多様性を持った人材は組織にとても大きな創造力をもたらします。問題に対する見方やそれに対してどのような解決方法を取るかは、それぞれが持つ経験に大きく左右されるからです。実際、一般的に多様性が高まれば高まるほど、チームには多彩なアイデアがもたらされ、最善の結果を生むアイデアが生まれる可能性も高まります」と指摘します。

4. 会社への忠誠心の高まり

社員に対してより多くのチャンスを提供することで、社員の会社に対する感謝の気持ちは高まり、会社への忠誠心も高まります。組織で働く多くの人にとっては、依然として社内での昇進が自分の成功の尺度となっており、海外勤務の機会を与えてスキルアップのチャンスを提供することにも同様の意味があります。そうしたチャンスを得た社員は会社に対してより大きな忠誠心を感じるようになるでしょう。

この点についてハンナンは、「自社が抱える最高の人材を引き留めておくことが極めて困難になることがあります。現在いる社員の移動を活発化させ、これまでとは違う国に配属することで、社員の向上心を満たすと同時に定着率を高めることができます」と述べています。

グローバル化の意義

全ての会社で海外勤務の機会が与えられる訳ではありませんが、そうしたチャンスを社内に取り入れることが、会社の能力を高めながら人材を育成していく素晴らしい方法であることに間違いありません。この点について、ヘイズのCEOであるアリスター・コックスは次のように結んでいます。
「賢明な会社は、(このような)流動性に富み教育を受けた従業員によって、莫大な利益を手にすることができます。私自身、キャリアの一時期に海外勤務を経験し、その期間にいかに多くのことを学んだかは、到底言い尽くせないほどです。」